430MHz帯・呼出周波数周辺の交信を聴いていると『やれやれ・・・』と思う毎日です。和文通話表のことを『日本語のフォネティックコード』と言う局もいますし、『433.04にQSYというのを、マル・ヨンがいいのか、ゼロ・ヨンがいいのか、どっちだかわからない』という局がいたり。もう、車の『AT限定免許』どころのレベル低下ではないなぁ・・・と感じています。
【写真:これ、教科書に載っていませんでしたか?】
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◆言いたくて嫌味を言っているのではありません。
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和文通話表にせよ、欧文通話表にせよ、
『なるべく<中略>使用するもの』と『運用規則』に掲載されています。
アマチュア業務を熱心に楽しむならば、
アマチュア無線に関する法律が書かれた『電波法令集抄録』を常備されるのを、
私は、オススメしています。
さて、和文通話表に関しては、
無線局運用規則第十四条第四項に、こう書かれています。
『なるべく別表第五号の通話表を使用するもの』
欧文通話表に関しても『同様』です。
従って、呼出周波数でCQを出し、設定した周波数に移る場合、
例えば『433.04MHz』ならば『ゼロ・ヨン』ではなく『まる・よん』です。
ゼロは『英語』の『zero』を便宜的に、日常的に使っているだけです。
運用規則でも『なるべく』と、ありますから、
そんなに『目くじらを立てるほどではないもの』です。
しかし『zero』なのか『まる』なのか・・・の議論を延々やっている交信は、
タイパ(タイム・パフォーマンス)がよくないと感じます。
まぁ、そんなことを言い出すと『飲み会の会話』など、
本当は『タイパが超悪い』のですが、
コミュニケーション上、多少の『遊び』は『必要だ』とは理解しています。
▼タイパをわかりやすく解説しています。
要は『コスパ』が『費用対効果』なら『タイパ』は『時間対効果』です。
まあ、アマチュア無線など『個人の娯楽』ですから、
テキトーにやればいいのですが、
電波法令集抄録、教科書、CQ-hamradio誌付録『ハム手帳(Ham Note)』など、
資料を見れば『即答可能』なことを『時間をかけて話す』のは、
ちょっと時間のムダ遣いのように感じます。
余談ですが『~名前はナニナニ、漢字解釈では・・・』。
この『漢字解釈』が『いつ頃から?』というのも話題になっていました。
案外、歴史があって『HAM-LOG』が普及し出した頃、
今のような『ハムログ・ユーザー登録』などがなかった時代、
入力画面の『His Name』欄に『漢字で打ち込みたい局が多かった名残』です。
PCがDOSの頃から、ハムログが普及し出しましたから、
かれこれ『30年ほど、漢字解釈では・・・』が言われています。
漢字解釈は、おかしな表現ですから・・・。
どうしても言いたい場合は『漢字では〇〇と書きます』が適切だと考えています。
私は、ユーザー登録されていない局の場合は、
カタカナで入力していますが、実用上、何も問題は起きていません。
なんで、こんなことを書かないといけないようになったのか・・・。
・相変わらず『電気の娯楽』の域を出ていないように感じる
・大学進学同様、ジジイになっても『上昇志向が強い』
・その割に、アマチュア無線自体の『文化(カルチャー)』が発展途上
FT8などDigitalモードの普及で交信数が飛躍的に伸びています。
いつまでも『電気の娯楽』も結構ですが、
その『電気を使って、どんなカルチャーを醸成するのか?』、
こちらの方が『大事ではないか?』と、
常々、感じています。
一事が万事、こんな調子ですから『AT限定免許か?』と言いたくなります。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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