11月の『こだま旅館』が『読経CQ』を出し、応答してきた局が言っていました。『コメットのHFJ-350M+1.9MHzオプションコイルを使ってみたのですが、飛びません。このアンテナで交信できたのは、たった1局で、それも尻切れトンボになってしまいまして・・・』。どうやら、コンテスト時にPhoneでの交信を試みたようですが。相手局は2エリア(東海)とのことです。このテのアンテナはマッチングが取れる範囲が極端に狭い上に、GNDをしっかり取らないと、確かに飛びません。逆に言えば『GNDがバチバチに効いていてさえすれば、VSWRはクリティカルながらも同調点を探るのは意外にカンタン』。私の場合、1.9MHz帯のFT8で国内166局と交信でき、JCC-100ができています。出力はAVE0.05kWです。夜間の『E層反射』で『国内』と割り切って、FT8の『1.840MHz』に同調させれば『国内はフルカバー』しています。
【写真:1/4波長40mなのを2mまで短縮したアンテナでも、国内には飛ぶ】
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◆あぁ、類友交信なのだな・・・と、ワッチしていて感じました。
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まず『11月の「こだま旅館」』の『読経CQ』は応答率がよくないです。
応答があったとしても『とんちんかん』な交信ですから、
おおかたの局は、早々にファイナルを送っておしまいです。
それでも『とんちんかんな局』が呼んできて、
会話にならない交信で『時間を潰している』のが現況でしょう。
しかし、1局しか交信ができない・・・それは『運用者に課題がある』。
・GNDをきちんと取れているのか?
・取説通りの『寸法』でロッドアンテナの長さを決めていないか?
・取説通りに、カウンターポイズ用電線を15m付けただけではないか?
・カウンターポイズは、地べたに這わせているのか?
・電線をカウンターポイズにする際、給電部に地上高を与えていないか?
・VSWRは、アンテナチューナーを使わずに『べた落ち』させているか?
チェックする項目を、思いつくまま挙げてみました。
▲FT8でも『-20dB』くらいが多いのだから、Phoneで交信するのは至難の業。
▲全部で15,000円もあれば揃う『簡易アンテナ』に期待する方が間違い。
▲7MHzに調整。RIG出力を1Wに下げて、
アッテネーター効果を期待したマイナスゲインを期待した『ATT-ANT』。
私は、アースマットは使っておらず、
給電部のGND側から、物置小屋の鉄板に直接ボンディングしています。
お手軽アンテナながら、接地型の必須事項は『きちんと施している』のです。
それくらいやらないと、JCC-100なんて、できますかいな、ホンマ・・・。
こんな風に、わざと飛ばないようにしても、
100mWほどはエネルギーが放出されています。
これでも、22時間かけて『1DAY-AJD』ができています。
▲ATT効果を狙った『HFJ-350M』を用い、1~5Wでも『JCC-600』が完成。
接地型アンテナは『GND』がしっかり効いているかが最重要課題です。
HFJ-350Mは『ロッドアンテナ』で『エレメント長』が容易に調整できるため、
VSWRを『べた落ち』にするのは、案外カンタンです。
・まず、取説どおりのロッドアンテナ寸法で『共振点』を探す
・希望周波数より『下』に共振点があれば、ロッドを短くする
・希望周波数より『上』に共振点があれば、ロッドを長くする
・ロッドアンテナを10mm伸縮した際の周波数変化が『何kHz?』なのか
・どこにも共振点が見つからなかったら、GNDを疑い、接地処理を施す
だいたい、こんな感じで『希望周波数』に同調点が見つかります。
1.9MHz帯に出ている局のほとんどが『第一級局』です。
彼らが狙っているのは『基本はDX』で、主たるモードはDigitalです。
コンテストのときなどはPhoneも出てくるとは思いますが、
彼らkWerが使っているアンテナに『ショボイ電波』しか届かないのは、
特にPhoneであれば、なおさら『仕方がない』ということです。
また、その周波数で運用する際『5波長分程度は周辺環境の影響を受ける』。
1.9MHz帯は『第一級のkWer』『タワードライブなどの猛者』の集まりです。
私は、逆に『猛者の耳の良さ』にあやかって、
こんな『TOY-ANTが、国内でどれだけ遊べるのか?』を試しているのです。
さすがに『11月の「こだま旅館」』では満足のいく回答は得られませんでした。
そればかりか、話が『アサッテの方』に飛び、
PTTを握っている間は『えーっと、えーっと、あの、あの・・・』と、
冗語の繰り返しで『ホンマ、中身がない交信だわ』と感じた次第であります。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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