PIC16F88へのHEXファイルの書き込みには自作のPICライタを使用しました。
説明書の通り、右側の半固定ボリュームを回して、3.7dBmと表示するように調整しました。
18Ωの抵抗は手持ちが1/6W型しかなかったためそれを使いましたが、後日2W型と交換しました。
周波数カウンタは、2014年にPIC16F88版とPIC16F648A版を製作しました。
退職して間もなく9年になります。退職してから電子工作を楽しむ時間が多くなりました。けっこうたくさんの工作をして、製作したものはJH7UBCホームページに掲載しています。
また、製作過程などはYahooのJH7UBCブログに掲載していましたが、Yahooブログの消滅とともに記事も消えてしましました。
そこで、製作したものの中で実用になっているもの(現に使用しているもの)をいくつか紹介します。
まず、AD9850DDSをPIC16F88でコントロールしたSG(Signal Generator)を紹介します。このSGは、2015年に製作して、受信機の調整や各種調整などに活躍しています。
STEPボタンを押すと1MHz→100KHz→10KHz→1KHz→100Hz→10Hz→1MHzと循環します。
STEPの初期値は、1MHzです。
回路図です。
AD9850DDSの出力を広帯域アンプLM7171で増幅しています。
出力はボリュームで調整でき、50Ω負荷のとき、1MHzで最大9.17dBm(8.3mW)です。
RF領域では、周波数が上がると出力は徐々に下がります。
低周波領域では、100Hz以上はほぼフラットで、100Hz以下では徐々に出力が低下します。
このSGを出力ボリュームを最小にして、IC756PROに接続するとSメータが50MHzまで9+5dB振れます。
10Hz~約50MHzがこのSGの実用範囲と考えます。
RF領域の周波数特性です。OUT1は、AD9850DDSの出力、OUT2は、LM7171の出力です。(共に50Ω負荷)
PIC16F88のプログラミングはアセンブラで行っています。
参考までに、ソースリストはこちらです。
なお、AD9850DDSのコントロールの方法は、JH7UBCホームページのこちらに記載してあります。
他のPICやArduinoでも十分制御できると思います。