半年ほど前にPIC16F1455を購入しました。このPICでUSBシリアル変換器を作ろうと思ったからです。今月に入ってWeb上の記事やPICの師匠のアドバイスを受けながら一応USBシリアル変換はできたのですが、DTR信号を出すことができず、プログラミングを中断していました。
PIC16F1455は、安価なPICでUSB接続ができるなどユニークなのですが、いくつか注意を要する点があります。具体的には、普通のPICのように下の写真のPICKit3+ゼロプレッシャーソケットの所定の位置にPICをセットして書き込もうとしたのですが、PIC16F1455では書き込めませんでした。
書き込めない原因が、「電子工作を楽しもう」というブログのこちらの記事を見て分かりました。ありがとうございます。
下の図のようにPIC16F1455には書き込み用のピン(ICSPDATとICSPCLK)が2系統あります。RA0とRA1はLVP用で、RC0とRC1がPICKit用です。MPLAB XからPICKit3で書き込もうとするとLVP用のピンに書き込みにいくため、PICのIDも取得できず、書き込みもできないようです。
ということで、最初はPICKit3からブレッドボードに配線をして書き込みをしていたのですが、これから様々なテストをしますので、ユニバーサル基板で簡単なPIC16F1455開発ボードを製作しました。
回路図です。
ボードです。右下の端子にPICKit3を差し込んで、ICSPでテストします。
右上のコネクタはmicroUSBでパソコンにUSB接続します。
左上は、FT234です。
このボードを使ってステップバイステップで勉強を進めることにします。