YouTubeで宮甚商店の動画を見ていたら、PAM8403というD級デジタルステレオアンプが紹介されていました。
また、PAM8403でググったらその紹介記事がいくつか見つかりました。たいへん安価で音も良さそうなので、さっそくAmazonから購入しました。ボリュームと電解コンデンサーがついた基板モジュール4個で1,097円でした。5%引きのクーポンで実質1,042円になり、1個当たり約260円でした。
5V電源で、このモジュールで3W+3Wのステレオアンプです。
実際にステレオアンプとして使えるように筐体に入れる工作をします。
手持ちの材料を集めました。
電源は、USBで供給し、microUSBコネクタをつけます。入出力は、ミニピンジャックとします。
PAM8403モジュールとmicroUSBコネクタにはヘッダピンをつけます。
アルミ板で底面と前後面を作り、側板と天板部はアクリル板で作ります。
アルミ板に穴あけ加工してから折り曲げ、部品を取り付けました。
配線が終わった状態です。ヘッダピンと部品の間で配線(ハンダ付け)しました。
入出力には、テプラでレタリングしました。
前面です。ボリュームは電源スイッチ付きです。
後面です。
アクリル板をつけて完成です。よく見るとあらが見えますが。雰囲気はまあまあです。
大きさは、外寸で54×54×27mmで、手のひらに乗り非常にコンパクトです。
それでは、視聴してみましょう。
今回製作したPAM8403アンプが左、LM380非革命アンプが右です。PAM8403アンプがいかに小さいかが分かります。
音源はノートパソコンを使ったYouTubeのJAZZ演奏(楽器とボーカル)と昔からの視聴用のオスカーピーターソントリオのWe get requestsというCD演奏です。切り替えながら視聴しました。
結論からいいますとPAM8403 D級デジタルアンプは、小出力で聞くなら十分実用になる音質です。帯域も十分広く切れの良い音がします。電源を入れたときのポップ音が大きいという情報もありましたが、それほどではありませんでした。
比較したLM380非革命アンプは、アナログアンプらしい自然な音で、聞いていて気持ちが良いです。ポップ音はこちらの方が大きいです。
これで非常にコンパクトで、コストパフォーマンスの良いアンプができました。電源をUSBからとれますので、シャックの自作パソコン用に使いたいと思います。