2013年6月からPICの勉強を始め、間もなく10年になります。ノートは12冊目になりました。
勉強を始めた当時は、MPLAB IDE とアセンブラの組み合わせで、ターゲットPICは典型的なレジェンドPICのPIC16F84Aでした。
お金をかけないことと勉強のため、PICライタ(プログラマ)は自作しました。最初に作ったのが、FENG3のRCDライタとJDMライタです。製作記事は私のホームページのこちら。
これらのプログラマとMPLABを使って勉強を進め、2014年5月に「オレンジ電子工作」というサイトのWriter509というプログラマを製作しました。このプログラマの製作記事は、こちら。残念ながら、オレンジ電子工作というサイトは現在は確認できなくなりました。PICの勉強は、PIC16F88と進みました。
このWriter509は快調に動作し、1年ほど使いましたが、PICの品種がだんだん新しくなってくると適合しなくなってきましたので、2015年6月にe電子工房のPICerFTというプログラマを製作しました。製作記事はこちら。このプログラマは優秀で、現在でも使用できます。またAVRマイコンのプログラミングも可能です。
しばらくMPLAB+アセンブラでPICの勉強をしていたのですが、2018年10月からIDEをMPLAB Xにして、XC8コンパイラを使ってプログラミングを始めました。また、PICライタはPICKit3を購入し、IDEから直接プログラムをPCに書き込めるようになりました。
ターゲットPICは、PIC16F1またはPIC12F1シリーズが中心になり、2021年5月からは、MCCを利用するようになりました。これによって細かい設定がほとんどMCCでできるようになり、プログラム本体は簡素化されるようになりました。つまり、PICの内部構造を知らなくともプログラミングができるようになりました。PICのブラックボックス化といってよいでしょう。
最近、アマチュア無線の友人からPICのアセンブラ・ソースリストの解析の依頼を受けました。そこで、しばらくぶりにアセンブラで書かれたリストを見たので、昔のノートをひっくり返しながら解析しました。次に当該プログラムをMPLABでbuildできないが、原因が分からないという連絡を受けました。
そこで、パソコンに改めてMPLABをインストールして試してみることにしました。しばらくぶりなので、PIC16F84Aを使ってLEDを点灯させるプログラムを試したのですが、うまくいきません。細かいところを忘れてしまいました。これもノートを見ながらなんとかbuildでき、ブレッドボードでPICの動作を確認することができました。
久しぶりにMPLABとアセンブラを使ってみると、やはりPICプログラミングの基本はアセンブラだなと実感しました。ただ、最近のPICのように複雑になってくるとXC8コンパイラやMCCの利用も仕方がないと思います。
備忘録を兼ねて、数回に分けてMPLABのインストールから簡単なプログラムの動作まで、このブログに書いておこうと思います。
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