以前、図書館で借りて読んだ。
古本屋に行ったとき200円で売ってたのでもう一度読みたくて買った。
珠に、誤植があるのを見つける。
どう読んでもこれは誤植だなと。
今読んでる「告白」、誤植と言うより、言葉の意味を取り違えているなと。
「・・・・運転中の居眠りで、崖に追突してしまったのだ。」
崖なら衝突では?
追突は走行中或いは停止している車両にぶつかることでは?
国語学者でないど素人なんだけど、
いかがでしょうか?
それはそれとして、
六章構成の本。三章は他の雑誌に連載済みのもの。
後半三章は書き下ろし。
全体として、母親と少年(男の子と言ったほうがいいのか)の関わり方。
それがある事件を通して重大な結果をもたらす結末へ。
父親は絡まない。出てくるが存在するだけ。
母親の子供に対する愛、子供が母親を想いながらすれ違っていく結末。
書かれたのは七、八年前だが、
当世の少年少女の犯罪と根本において関わるものが、感じられる。
それと学校教育と教師のありかただろうか・・・