2015年9月19日未明、憲法違反の戦争法が成立。
少なくないメディアが「違憲」でないか、と論調していたが、
成立と同時に静かになった。
こんなことでいいのかと思う。
成立後も反対集会やデモなど続的に行われている。
政権を監視し批判すべきジャーナリストがすでに終わったことのように捉えているのではないか?
この間の安倍政権の行為は国民が反対しようが説明不足と言おうが、
選挙で選ばれた多数で決めたこと、と、数で押し切った。
では昨年総選挙の結果はどうであったか?
比例票では30数パーセントの得票。
小選挙区では絶対得票率、僅か17%で8割の議席を占める。
この、有権者の声を正確に反映しない制度で得た多数。
その多数を根拠に自らの暴挙を正当化する。
もはや民主主義と異質のもの。
政権としての正当性すらない。クーデターによる独裁政権そのもの。
メディアはそこに気づいていない。
安倍がこの間言い続けた「存立危機事態」
まさに国民の側からみて存立危機事態そのもの。
諸外国で見られた軍部によるクーデター。それによる政権。
今、それと同じ状態だ。
多数派の国民対少数派の安倍政権。
この少数派を倒さない限りこの国は、いつか来た道を引き返すことになる。
安倍の言う「日本を取り戻す」の日本は戦前の日本である。
いまこそメディアは敏感になれ。
この国がどこへ向かおうとしているか。