特に見たい番組はない。
パラリンピックのせいで始まったばかりのドラマが延期。
全く腹が立つ。
で、今日で4度目。受験のシンデレラの録画を見る。
「生きるって何なのか。生きてきた証。生きている実感」
今読んでいる本にそんな言葉が出てくる。
人生、ここまで生きてくるとじっくり考えるのもいいかも。
自分で考えたとおりの人生だったのか。それはないな。
何も考えずに始まった。最近のテレビ番組で「夢」とか「絆」などの言葉が出てくる。
震災後の「今年の言葉に『絆』があったと思う。
子供のころ「夢」など無かった。食っていくのに必死だった時代だった。
長ずるに連れても周りで「夢」など語るものはいなかった。
この国が「高度成長」を謳歌しても「夢」を語ることなど無かったのでは。
がむしゃらに、ひたすら前に向かって駆けて来ただけったのでは、世間は。
自分は、駆けることも止まることもなく時が刻まれるのを確認してきただけ、だったのかな。
また、そのうちこの番組を見るだろう、最終回だから。
五十嵐と真紀の「絆」なのかもしれない。受験に合格するのが「夢」だったのかも。
自民党改憲草案では新たに「緊急事態」を起こしている。
つまり緊急事態時には総理大臣にすべての権限を集中する。
憲法は言うに及ばず、国会の機能も法律もすべて停止させ総理大臣の考えで何でもできる。
クーデターによる独裁政権へと変貌させることができる。
災害時などを上げているが、その限りでは現行憲法下で必要な法律が定められておいる。
たとえばこの夏の台風被害や、その前の熊本地震等において「激甚災害指定」を行い
自治体では困難な復興に国として支援をする。
現行憲法を誠実に尊重しその精神に基づき行政に生かすなら何も不足はない。
九条だけにとどまらず前文を含めてである。
自民党草案についていえば、参院選の結果両院で三分の二を確保できたことにより
投開票日の翌明け方に沖縄県東村高江のヘリパッド建設に着手した。
これは憲法改正の事実上の行動と言っていいのでは。
三分の二と言う数はあくまでも国会が憲法改正を発議できるに過ぎない。
国民投票によって過半数の賛成が必要となる。
自民党草案では「改正」について国会議員の過半数の賛成で発議可能となっている。
今の安倍政権は憲法を無視し、法律も無視し自らが最高権力者として暴走に次ぐ暴走を重ねている。
もはやクーデターによる独裁政権と言う他ない。
