期せずして、NHK-BSを見た。
ミュージカル「ハミルトン」をめぐりアメリカ中に大きな波紋を投げていると。
事の発端は、トランプが大統領に当選し、移民・難民をめぐり中東の国を実名を挙げて
入国拒否の大統領令にサインをした。
選挙中からメキシコ国境に壁を作り、その費用はメキシコが払えと演説。
ミュージカルはキャスティングのほとんどが移民や黒人・ヒスパニック系で占められた。
音楽も「ラップ」を主体としたもので、開演当初から絶賛を浴びていた。
そこに人種差別を露わにするトランプの出現。
そして副大統領ペンス氏が観劇に。会場はブーイングに包まれた。
更に、キャストがペンス氏にあいさつをする。
これにトランプが激怒。
今や、「ハミルトン」もSNSの話題になっている。
賛同する者、批判し激怒する者・・・。
ハミルトンはもちろん合衆国建国の父と言われる初代大統領ワシントンと並び称される、アレクサンダー・ハミルトンだ。
この放送を視るまで全く存在を知らなかった。
他の「父」は大陸に来て独立戦争を戦ったがハミルトンはほとんど無名の家柄のカリブ海の小島の出。
しかし、ワシントンの右腕として活躍した人物。
10ドル紙幣に載っている。
一時、紙幣から消えるところだったが復活したという。
アメリカは今、大きな分岐点にあるのだろう。いろんな意味で・・・。