ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

トヨタ スタウト2000

2021-02-14 07:18:55 | ブログ

懐かしい車がトミーテックから発売されました。

実はわたし、これ乗ってました。
青ではなく、モスグリーンと言うか、抹茶色の方でしたが。

1.75t積み、エンジンはこの頃の実用エンジンの銘機5R型、
直列4気筒OHC2000cc、ミッションは直結4速コラムシフ
トで3人乗りでした。

5R型エンジンはこの頃のトラックや乗用車の一部でとてもよく使
われていたエンジンです。
当然キャブレターでポイント点火でしたよ、丈夫なエンジンです。

足回りは前後リーフリジット、パワステなんか当然なしです。
室内は意外と広く、シートはフロアの箱の上に乗っていましたから
リクライニングもスライドもしません、シート座面を外すと(乗っ
かっているだけ)箱になっていて、物入れになっていました。
シートベルトは一応ありましたが腰だけの2点式でした。
特徴的な、と言うかこの車のフロントウインドウは当然合わせガラ
スなんかでなくってただの強化ガラスです。

クーラーもパワーウインドウも当然なし、唯一付いていたのはAM
ラジオくらいのものでしたが、夏はうちわを持って乗り込めばそれ
ほど苦にはならなかったです、なにせ風を取り込むベンチレーター
はちゃんと付いてましたし、三角窓(フロントガラスが横まで回り
込んだデザインなので「四角窓」でしたが)もあるので走り出せば
苦にならなかったです、ヒーターはちゃんと付いてました。

直結4速なので、最高速度は頑張っても120km/hも出なかっ
たけれど十分でした。

わたしが高校生くらいまではよく電電公社や電力会社、植木屋さん
や大工さん、地方では農家でもよく使われていました、ああ、あと
個人の自動車工場でレッカー車によく使われていましたね。

わたしの乗っていたのは農家で大事にされてきた車で、フルオリジ
ナルを保っていました、こういう車は変に改造されてしまうことが
多いのですが部品の欠損(エンブレムバッチとか)も無く良好な状
態でしたよ、オリジナルのセンターだけのホイールキャップも。

この車の最大の魅力はこのデザインで、アメ車のようなフロントガ
ラスのデザインと、ヘッドライトの上に、と言うかボンネットの両
端にあるウインカーランプが特徴です。

ドラマ「北の国から」で純(吉岡秀隆)のお父さんゴローさん(田
中邦衛)が乗っていましたね、白でしたが。
その後スポンサーが日産に変わって、やはり同時代に活躍した同じ
ような半トラ「ニッサンジュニア」に変わってしまいましたが、ニ
ッサンジュニアもスタウト同様もうここ何十年と見かけることはな
くなりましたね。

ちなみに田中邦衛さんはお隣岐阜県の土岐市のご出身です。
それはさておき、トヨタスタウトはハイラックスのお兄さんという
か、もう一つ上の車として活躍しました。
で、この型でこの独特なスタイルは終了し、次期型ではハイラック
スにフロントオーバフェンダーを付けて、荷台はハイラックスより
一回り大きいという中途半端なデザインになってしまいました(シ
ャシーはそのままなので一回り小さいハイラックスのキャビンと大
きいボデーを積むとそうなってしまうのです)

そうそう、スタウトにもダブルキャブ6人乗りがありましたが、確
かスタウトのダブルキャブは後ろ側のドアは左しか開かない3ドア
だったと記憶しています。

わたしの乗っていた車はマフラーのタイコが腐って穴が空いていた
ので愛知トヨタへダメ元で聞きに行ったら、テールパイプこそもう
無いもののタイコとフロントパイプは「最後の一個ありました!」
と言って出てきました(日本中探したようです)

ボデーなんかの大物部品は勿論、ウインカーレンズとかももう出て
こないけれど、エンジンミッション部品はまだまだ出そうです。
もう一度乗りたい車だけれど、さすがにもうまともに残っている個
体は無いんじゃないかなと思います。

重たい車だったけれどいい車でした。
最近トヨタがハイラックスの4WDをまた売り出しましたが、デカ
すぎです。さらにダブルキャブしか無いってのは残念です。
半トラ(ピックアップトラック)って、結構使い勝手が良くて何台
か乗りましたが、最近はもう各社から姿を消してしまったので残念
です。

@ よく「これなんて言う車?」って聞かれました(笑


本日の種:ニコンD3400


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