飼い猫ハナちゃんの発情は終わったようで夜中じゅうワオワオ喚く
ことは無くなった。
眠剤も飲んでいる。
なのにちっとも眠れない。
眠れないので飯を食ったら早々に寝てしまう、七時くらいだ。
腹が満たされて眠気を誘ううちに寝てしまおうと言う算段だ。
しかしこれが眠れない。
結局12時の時報を布団の中で聞くことになる。
今日のように明日が休みなら諦めてラジオのスイッチを入れるのだ
けれど明日が仕事と言う日には意地でも寝なくてはならない。
しかしながら枕が悪いのか布団が悪いのか眠られないのだ。
枕は丁度良い高さだから問題はない、方さもそこそこ合っている。
掛け布団が少し薄いような気もするのでどうかと思うが寒くはな
いのでこれもそれほど問題ではない。
したら何が悪いのだろう。
真っ暗でないと眠れないので部屋は真っ暗にしてある。
無用な雑音も無い。
思いつくと言えば枕をもう少し柔らかなものに替えてみようかなと
思うくらいだ。
でも今の固さに不満があるわけではない。
眠れない時は夜食にラーメンでも食べれば眠くなるのだけれどラー
メン屋までの車で10分が遠いしそんな事しているくらいなら布団
にくるまっていたい。
とにもかくにも眠れないわけで眠りたいと思えば思うほど目は冴え
るのである。
眠剤は二種類飲んでいるけれどこれも効かず気休めでしかない。
こう、飲んだらコロッと眠れる強力な眠剤でもなかろうか。
出来ない事は無いのだろうけれどそういう薬を作ると馬鹿な事をす
る輩がいるので出さないのだろう。
事実ベゲタミンAと言う昔からある強力な薬があったが服薬自殺に
使う輩がいるという事でとうとう廃版になってしまった。
あれよく眠れたのになあ、慰安の薬ではパンチが弱く眠れないのだ。
しかし無くなってしまった物を欲しがったところでどうにもならな
いので今の薬(ロヒプノールとドラール)で我慢する他ないのだ。
何とかして眠りたい、眠りたいと思いながら毎夜悶々としているの
である。