SW20の画像がないがこれは何十年か前に今はなき大曽根のマツ
ヤデンキに13000円握り締めて買いに行って、長らく使ってい
たがこのシリーズの弱点、ロッドアンテナの付け根が割れてしまっ
てそのまま使わなくなって多分いまは工具箪笥の中にあるかもしれ
ない。
画像は上がSW22で下がSW23だ。
違いはFMのところのテレビ音声(アナログ)受信マーカーの有無
とかJJYの表記があるかないかくらいで基本的に同じものと考え
てよい。
SW20の画像がないが、SW20はボタンが丸だったような気が
する。
SW22の方には二種類あって、通常版とJEと言う海外向けの仕
様があるが31mバンドのところがJEでは41mバンドになって
いるだけの違いで、聞きたいバンドに合わせて買えばいいだろうが
いまやどれも中古でしか手に入らないものなので、特にSW22の
JEは変なプレミアみたいな価格で売られているので通常使うには
国内モデルで十分である、と言うかJEの方はラジオ日経(NSB)
の3Mhzが聞けないのでラジオ日経が聞きたい人は国内版一択だ。
中身はこんな小さいながらもダブルスーパーで感度も分離も良くな
かなかのものだが、そのお陰でスケールも狭いので細かいチューニ
ングは慣れが必要だ。
昼間でもこんな小さなバーアンテナしかないのにAMも良く聞こえ
るし夜になれば遠くの局もバリバリ入るのでキャンプ道具の中に放
り込んであったのだが引っ張り出してきて遊んでいる。
私の基本標準ラジオパナソニックRF-B11はシングルスーパー
だが長いバーアンテナのお陰で感度に関してはどちらも変わらない
かB11のほうが良いくらいかもしれない。
勿論ICF-SW7600GRとかAM番長のICF-EX5など
に比べたら劣るのは仕方がないが、どうもこの小さなラジオは過大
評価されているような気もしないでも無い。
勿論この大きさでこれだけ聞こえれば名を上げるのは間違いないが
所詮はポケットラジオであることを忘れてはいけない。
だが外に持ち出すとか防災ラジオ(防災ラジオならもっと電池持ち
の良い優れたラジオが山のようにあるが)とか使い道は色々ある。
SW23の方はもうこれの次は無いと思って買っておいたもので箱
から出されずそのままストックの中に積み上げられている。
SW20が壊れてSW22を買って、これが壊れたらSW23の出
番かなという感じだ。
このシリーズの弱点であるアンテナ取り付け部の弱さを克服するに
は同梱の巻き取り式の電線アンテナを繋ぐか、中古なら1m位の電
線を畳んだままのアンテナに繋げば壊す心配は無い。
今の中国製短波ラジオは感度だけは某モジュールをパクッたお陰で
良いのだが所詮中国製品で(例えばソニーの中国工場製とは違う)
どれもどうにも使い物にならないと言うか、品質的に問題があるの
で、これがいいという人はそれで満足すれば良いが、やはり国内メ
ーカーのものには適わないし信頼性や満足度は国内メーカーだろう。
久しぶりに引っ張り出してきて遊んでいるが、豆ラジオでなかなか
良く聞こえるのでまあまあ面白いと言えば面白いのだ。
ちなみに中身はSW20から多分だが一緒で変わっていないと思う。
単三リチウム電池を入れて車の中にでも放り込んでおこうかな。
本日の種:ペンタックスMX-1