修理に出したシルバーのジッポライターだけれど一
向に修理上がりになる気配がない。
まあ、仕方ないだろう、溶接は外れているし凹んで
穴が開いたようなところもあるのだから掛かり出し
てもめんどくさい部類になるだろうから待つしかな
いのだ。
ところで一時流行った「ベトナムジッポー」と言う
のがあった。
殆どは掘り込みのコピーをして酸に漬けてそれらし
くしたものばかりだが、そもそもベトナム戦争の時
に米兵がジッポライターなんか使ったのだろうか?
大体燃料に困るではないか。
赤ガスでも点くことは点くけれど臭くて仕方がない
し軽油だったらもっと臭い。
白ガスなんか持って歩くはずもなく、基地でもそん
なに需要のあるものではないだろう。
そうすると「ベトナムジッポー」なんてものの存在
すら怪しくなってくる。
’70年代までやっていたのだから、いくらそのころ
仲間内で作ったとしてもいくら保存状態が悪くても
あんなボロボロになるはずがない丈夫なジッポのメ
ッキなんである。
戦線で戦っていた兵士たちは「防水マッチ」だった
のではないだろうか・・・・・。