ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

カスタム電卓

2012-09-11 15:27:02 | ブログ

0911

私のお仕事は鉄屋さん、要は鋼材、パイプやら鉄板やら形鋼やら

鉄に限らずステンレスでもアルミニウムでもチタニウムでも。

そういう物を、鉄工場とか機械屋さんに売っているわけです。

基本的に業者相手なのですが、一見さん、現金で、DIYのために買

いに来られる強者(笑)にもお売りすることができます。

それはさておき、材料で何か作る時に必要になってくるのが重量計

算なんです。(重量出し  と言う)

なにをどんだけ使って、これくらいの重量・・・・とか。

(鋼材の価格というのはお肉と一緒、銘柄(材質・種類)と量(重さ)の

掛け合わせです。)

そこで必要になるのが「重量表」という(画像の下敷きになっている)

表で、これにはm当りの重量と、定尺の重量が載っているので、ここ

から必要な長さ分の重量を出すわけです。

が、これに全てのサイズのものが載っているわけではなく(膨大すぎる)

私らは仕事ですからおおむね分かりますが、ぱっと変な重量聞かれた

時に便利なのがこのカスタム電卓「鉄屋さん」。

これがあると、いちいち「鉄鋼重量便覧」なんて辞書のような千ページ

もあるような本をひも解かなくてもいいのです。

例えば、鉄板だと「厚み」「タテ」「ヨコ」「枚数」を入れると重量が出る仕

組になっています。

お客さんのところで咄嗟に切材の重量なんか聞かれたときなんかに役

に立ちます。

ところでコレ、猛烈に高いんですよ。

7万円位するんです

落っことして壊すとかなり叱られます(笑)

結局めんどくさい(重量表見た方が早い)のと邪魔くさいので会社でしか

使ってませんけれどもね、それもたまにしか。

同じシリーズで「運送屋さん」とかもあったと思います。

重量計算以外はただの電卓にしかならないのにな~。

インターネットの普及であんまり出番のなくなってしまった可哀そうな

電卓でした。

前社長がこういうの好きだったんですよ、使えもしないのに買う。

私が幼児だったころにもうすでに卓上計算機があったくらいですからね。

あれも(液晶じゃないよ)その当時で14~5万だって言ってましたね。

今や300円で買える計算機もこれはこれで大変便利な機械ですけども、

この7万円は何だか無駄な買い物のような気がしましたね。

十数年で何回使ったことやら・・・・。

やれやれ・・・・・。

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2 コメント

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そういうめんどくさい方法しかなかった時代もあっ... (electronicsaholic)
2012-09-20 22:51:04
関数電卓は大学院時代、好きでよく使ってました。
しかし、一時代の道具ですよね。正直。

昔で言うと、「計算尺」というのがありました。(ご存知ですか?)
私もうといのですが、スケールの、目印を対象物に合わせると、対数とか、容易に求められる(というか、目盛りを読む)という。

関数電卓の時代が何年続いたか、覚えはないですが、登場当時は、恐らく革新的な(というか、便利な)ものだったんだろうな、と想像するだけです。(たとえそれが、数年程度のものだったとしても。)

使われなくなったら、こそっとパクって、ほとぼりが冷めたころ(10年くらい?)、オクで売る(ry


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こんにちは。 (家主)
2012-09-20 23:37:56
計算尺、知ってますよ、使えませんけれど(笑

結局、同じ計算するにも、仕方(公式)を知っている場合そっちのが速いんですよね。

オクで売り飛ばすのは構わないんですけれど、誰も買いませんよ、こんなのw

中身はカシオの電卓です。 20マンスタートで出すか!ww

高等学校で関数電卓の授業が一番嫌だったですね。

こんなもの現場に出たら使いもしないだろう・・・・なんて思っていました。
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