ココロと機械

ココロの病を患う私の気ままなブログです

ゼンハイザーHD599ヘッドホン

2021-01-24 15:26:33 | ブログ

わたしは普段音楽を聴くときには音楽プレイヤーでイヤホンで聴い
ています。

ただ、このイヤホンは耳の穴に挿すタイプなので、そう大きな音量
で聴いていなくとも耳栓しているようなものですから、ピンポンや
「ご飯だよ」すら聞こえません。

一人きりのときなら、いやそれでもピンポンも聞こえないので、使
用環境は限られてしまいます。
そこでヘッドホンを、ヘッドホンと言っても密閉型とオープンエア
型というのがありまして、オープンエア型というのはヘッドホンの
内側(耳側)と外側とが密閉されていないもので、外の音もある程
度聞こえるのです。(音漏れも盛大にしますが)

そう言うわけで、真剣に音楽鑑賞するまでもない時用にこれを購入
しました。
クリーム色と茶色のカラーリングから通称「プリン」と呼ばれてい
る2万円台のロングセラー商品です。

さて、まずは音楽プレイヤーに繋ごうとするのだけれど、ケーブル
がこの通り、細いほうがヘッドホンに挿す方で4極、もう片方は3
極なのです。

という事は、ヘッドホンの方の端子は、右プラスマイナス、左プラ
スマイナスなのに、ケーブルの方でマイナスを繋いでしまっている
のです。

これではバランス接続が出来ません。
通常ステレオプラグを見ると、3極だと思いますが、これはステレオ
アンプのマイナスは左右同じくして、あと右と左、で3極なのです。
これをアンバランス接続と言い、大抵はこれです。

バランス接続と言うのは、簡単に言えばステレオで右と左、2つ別々
のアンプから出力する方式で左右プラスマイナスになるので4極にな
るのです。
そこでせっかくのヘッドホンの性能を活かすのと、バランス接続の方
が左右のセパレーション(分離)や音場の広がりなど、当然ながら音
が良いのでバランス接続にすべく、別途コードを購入し交換します。

左側がヘッドホンに挿す側、右側がプレイヤーに挿す側、どちらも4
極ですね、これでステレオ2チャンネル、右左プラスマイナス別個に
なるわけです。
バランス接続のプラグは2.5mmとよく見ると言うか普通のプラグ
より細いものが使われています。

あ、ちょっと待って下さい「私のイヤホンも普通の太さ(3.5mm)
だけど4極だよ」というあなた、そのイヤホンやヘッドホンにはマイク
やスイッチが付いていませんか? それはリモコンのための4極なので
全く違うものですよ、バランス接続用の4極は、純粋に左右別個のプラ
スマイナスを繋ぐためのものなので根本的に違います。

バランス接続対応でないプレイヤーは普通の3極、またはリモコン用の
4極ですが、太さが違うので、バランス端子とは見分けが付きます、と
言うか挿さりません。

さて、講釈はこのあたりにして、早速コードを繋いでいつものプレイヤ
ーに繋いで聴いてみます。

まだ新品でエージング(慣らし運転)されていないので、本来の音はま
だ分かりませんが、2万円台の安いヘッドホンにしてはなかなかです。
スピーカーやヘッドホン、イヤホンなども「慣らし運転」としてある程
度鳴らさないと本来の音は出ないものなのです。
新品の時「こんなもんか」と思っても、エージング後に「化ける」と言
って、物凄く良くなったりすることもあります。

ちなみにこのたった1.2mほどのコードでも電線の材質によって音が
変わります。
これは付け替えた途端に分かります、これを利用してイヤホンやヘッド
ホン等の音を自分好みにすることも出来ます。

また話がずれました。
さて、まだ新品の状態での話ですが、このヘッドホン、なかなか良さそ
うです。
全体的にフラットで、特定の周波数に癖があるとか、ヘッドホン本体の
おかしな影響もなく素直で聴きやすいです。
最近のトレンドのドンチャキ言うイヤホンやヘッドホンに耳が慣れてし
まった人には物足りなさを感じるでしょうが、素直な音を求めるならこ
れはなかなかです。

さすがに定価6万円プラスのイヤホンと比べたら可愛そうですが、これ
はこれで、おとなしめの音なので、聴き疲れしないと言うか、ながら作
業のときなんかにいいなという感じです。
そもそもそういう目的なので、これでガッツリと音楽鑑賞しようと言う
訳ではないので、良さそうです。

しばらく鳴らしてどう変化するのか楽しみです。
「音楽聴くぞ!」と言う時にはいつものイヤホンですが、ながら作業の
時にはこれにしようと思います。
つけ心地も軽いしイヤーパッド(耳あて)も柔らかいし触れ心地も良い
し、変に窮屈に頭を挟み込む訳でもないので快適です。

別にバランス接続にこだわらなくとも普通に付属のコードで色々なもの
に繋いでも「これはない」という人は少ないのではないかと思います。
イヤホンでもヘッドホンでも、それこそ数百円から百万単位のものまで
ピンキリですが、2万円台という安く手を出しやすい物の中ではなかな
かの出来で買って損はないかと思います。

ワイヤレスはいくら良くなったとは言え、電波で飛ばすのに音源をさら
にそこでデジタル変換して、さらにヘッドホン側のアンプで鳴らしてい
るので、やはり電線直結には敵いません。
ノイズキャンセル機能なんて搭載していたら余計です、ノイズキャンセ
ルをオンにすると、周りの音が軽減されますから、なんとなくいい音に
なった様な気がしますが、先の上に更にデジタル処理されているので、
とても聴いていられません。

「聴こえりゃいい」なら便利ですが、結局は充電せねばならないわけで
すし、音の面でもやはり有線には太刀打ちできないのでわたしは使いま
せん。
別にコード一本出ているくらい邪魔にも何もならないんですけれどね。

@ これで女房に怒鳴られなくても済む


本日の種:ニコンDf


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