ある日Spotifyで聴いていた馴染みの音楽が半音高いことに気付いた。
当初はNvidiaのGeForceExperienceをNvidiaアプリに変更したことで、オーディオデバイスの設定が変わったためだと思っていた。そのためパソコンの再起動を試したり、今考えれば見当違いの対策をしていた。
自分の体がおかしいことに気付いたのは、スマホのスピーカーなどパソコンと直接関係のない機器で音の聴こえ方を試しても、やはり半音高かったためだ。
病院に行ったわけではないのですべて推測だが、原因と結果について書き残しておく。
この前段階にあったこと
・コレステロール対策のナイアシン500mgを数粒服用
・寝不足
・腹がもやもやするため太田胃散を備え付けスプーン2杯服用
で、この音の聴こえ方異常を感じて1時間くらいして
・脈拍120になり半日以上続く
という状態になった。露骨なまでに体調不良になったわけだが、一日水と食事以外余計なものを食べたり飲んだりせずに過ごして体調は元に戻った。
まずナイアシン服用は、その後服用を元に戻してもナイアシンフラッシュが起きるだけでいつもの状態だった。
寝不足が原因というのも、そもそも今まで寝不足だった時に音の聴こえ方がおかしいということがなかったため無理やり思いついた理由である。
太田胃散の服用についてが一番想定に近い原因だったようだ。
というのも、私は分包版がもったいないため210g缶で購入しているのだが、分包版だと1包1.3gだが、210g缶のスプーンは”すりきり1杯で”1.3gである。横着していたため少し盛り上がった分量で服用したが、これを2杯飲んだ。これが大変よくなかったと思う。
太田胃散の成分は生薬メインだが、一番多く入っている「ケイヒ(桂皮)」は厚生労働省の「リスクの高い区分に変更となる製剤の一覧とその副作用の発生状況」に記載があり、悪心や血圧上昇が非重篤な副作用としてある。
普通に服用していれば1杯92mgなので抵触しないのだが、私は迂闊にも2杯服用したため急に体内に量が増えた。このため頻脈になり頭も苦しく走った後のような鼓動に苦しめられることになった。
ここからの”なんで半音高く聞こえるようになったのか”は推測だが、このサイトの情報によると「加齢とともに蝸牛内部、基底膜の弾力性が変化することで、半音高く知覚してしまう」らしく、弾力の変化というのがどういう風になることを意味するのかわからないが、連想としては年を取ると柔軟性が減っていくと考えられるため、弾力が減れば半音高く聞こえるという風に考えることができると思う。
頻脈による頭への過剰な血流によって血圧などの圧力が上がり血管周辺が膨らむ。膨らんだ分だけこわばるため蝸牛に接続する部位の振動が通常と異なるようになる。
というのが原因ではないだろうか。蝸牛自体はリンパ液で満たされているため血圧が直接影響はないが、中耳・外耳の部品や空間に血圧の影響があり、それによって半音高く聞こえるようになったのだと思う。
しかしそれを再現・証明するのは難しい。脈が120まで上がるのが半日以上続くようなことはそうそう起きないためだ。
気を付けることがあるとするなら、ありふれた薬だからといって過剰摂取は危険だというこということに他ならない。
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