じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語  

元町の着物屋・じざいやの紹介と着物で過ごす日々のこと。
犬猫や食べもののことなぞも織り交ぜて。

夏のお襦袢の色と着物の関係。

2017-05-22 17:45:35 | お襦袢
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夏日ですよ~~
朝晩の風は涼しいものの 日中は日差しが怖い陽気です。

呉服の日感謝セールでお問合せが多いものに
120番手の麻襦袢があります。
毎年ご紹介していて限定数を売り切る じざいやの夏の定番人気商品です。
お襦袢としては少々高いのですが
質の良さと涼しさ、使い勝手の良さで2枚目をお求めになる方も多いお品です。
人気の秘密はなんと言っても風合いの良さが一番ですが
自宅で洗える利便性と、染めることで、単衣からの使い回しができることも大きいです。
 
毎年染めてくれていた京都の染屋さんが
今年、染場で倒れて入院してしまい、染が滞ってしまった時期がありましたが
別の染場で綺麗に染められることが確認できましたので
安堵いたしました。

染の色については お好みなのですが
夏物の場合、透け感が大事ですのでどんな風に色が映るかが心配事項になります。
そこで 代表的な色の上に夏の着物を乗せて
下のお襦袢の色がどれほど透けて映るかを比較してみました。

まず、駒上布。夏紬や生紬と同程度の透け感の着物です。

濃い色を下にすると透け感が抑えられて夏物でも単衣時期に違和感少なくお召頂けると思います。
表と同系色だと柄の色の変化でお好みが分かれるかと思います。

八重山上布の白地。ほぼ白なのでお襦袢の色がはっきりと映ります

ピンクや水色のお襦袢だと遠目にピンクの着物、水色の着物のように見えることでしょう。
濃い色だと せっかくの涼し気な透け感が消えてしまいます。

色の入った小千谷縮だと。

この程度地色があると薄い色なら色映りは気にせず、振りや袖口、足元の襦袢の色を楽しめそうです。
濃い色だと夏物感が死んでしまいます。
 
単衣から盛夏の白地まで使い回すなら生成りや薄いクリーム。
透け感を抑えさせる夏紬を単衣時期に着るようならグレーなどで濃いめの色。
白以外の夏きもので 襦袢の色も楽しみたいのならパステルな薄い色。
 
そんな感じでご自分の夏きものと相談しながら色を決めて頂ければ、と思います。

29日まで 呉服の日感謝セールで 120番手麻襦袢、68,600円でのご提供です。
残り少なくなって参りました。
気になってる方はこの機会にどうぞ。

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