なかなか1位に追いつけません~~
年内には1位に返り咲きたいものです。
ポチっとひと押し、よろしくお願いいたします。
昨日は午後から実家に届け物があったのですが
帰りがけに肩を痛めて着物を着なくなった母が 着物持ってく?と聞くので
和箪笥を開けると 知らない大島が・・・
「それねー 3年位前にデパートの催事で見つけて買ったの」って
かーさん、あなたの娘は呉服屋なんですよ・・・・
しつけ付いたままだったけど その大島を貰い
帯を物色したら ほとんどが作り帯に直してありました。
切らないタイプのも 2部式のも。
着ないまま 箪笥の肥やしでいるよりは 作り帯にしてでも
着る機会がある方が良い、と私も思うのですが
今の私は お太鼓を背負う時の感覚が好きなので
普通の名古屋に直して使わせてもらおうと貰ってきました。
着物は 以前は母の寸法では身幅が大きくて不格好だったのに
私が成長して そのまま着られるようになってました^^;
早速 店で活用しましょう。
新田さんの吉野格子の着物に すくい綴れの紫雲の帯です。
艶々とした吉野格子の着物には ちょっと格調高い帯が似合います。
紫雲のすくい綴れをわせてみました。着物が多色なので帯は紫のぼかしだけで。
帯にインパクトがないので着物に負けないよう、帯締で少しボリューム感を。
ところで 帯の話に戻りますが
初めてうちの店で帯をお仕立てするお客様に 着物の寸法を伺いましたら
帯の仕立にも寸法が必要なんですか?と驚かれました。
着物ほどではありませんが
帯もマイサイズにお仕立てしておくと 着付けの時にストレスフリーです。
着物の仕立については いろいろ言われますが
帯については作り帯が話題になるくらいで
あまり 注意が払われていないようです。
着物の仕立と帯の仕立ては全く違うものなので、両方する仕立士さんも居ますが
じざいやでは 別々の方にお願いしています。
(着物の仕立士さんと帯屋さんはご家族ですが)
一見、帯のほうが簡単そうに思われがちですが
なかなかどうして奥が深いのです。
着物は寸法や素材が違っても出来上がりの形はほぼ同じですが
帯には様々な形があり
着物以上に多くの生地の種類があります。
その生地によって帯芯を選ぶのも帯屋さんならではの目利きです。
帯は締めてしまえば 前幅4寸前後、お太鼓幅8寸前後で
見た目は同じですが
仕立て方によって使い勝手もいろいろです。
名古屋帯で例に取りますと
一番良く見るのが まさに「名古屋仕立」
お太鼓の帯山より少し後ろから手先までを二つ折りにして
のままずっとかがった形です。
胴に巻く部分がかがってあるのでプカプカしないし 扱いが楽です。
ただし前幅が決まってしまうので
背の高い方やフォーマルっぽく着たい時、若い方などで
前幅を広めにしたい時に広げることはできません。
胴に巻く部分とお太鼓部分の幅が違うので
畳むのが面倒、という意見もあります。
これに対して 前幅を広いままにして
自分で二つ折りにすることで幅を自由に決められるのが
「松葉仕立」です。
手先だけ二つ折りにしてかがって
胴に巻く部分は反幅のまま、自分で好きな幅に二つ折りにします。
八寸だとこれが多いですね。
お太鼓裏は生地を引き返して二重にし、かがってあります。
お太鼓と手先以外の部分は 八寸で裏に糸が渡っていないなら
そのままのことが多いです。
手先もかがらずに全体に裏を付けて
広いままに長四角に仕立てるのは「額縁仕立」「開き仕立て」と呼ばれます。
前幅をうんと広く取りたい方や
しっかりした帯がお好みの方にお薦めです。
全体に裏を貼っている分 厚みと重みが出ます。
じざいやでは 帯芯の上にモスや絹の布を縫い付ける
開き仕立の中でも 「お染仕立」「毛抜き仕立」と呼ばれる仕立てに
することが多いですが
裏に生地を張らずに帯芯をそのままにして
帯の重さを少しでも軽くする「東京仕立」もあります。
また特殊な仕立で 名古屋帯を袋帯を締めているように見せる
お太鼓の比翼仕立。というのもあります。
この頃では うちの母のように作り帯のご依頼も増えてきました。
作り帯にも 切って胴に巻く部分とお太鼓に分けるタイプや
切らずに畳んで糸で縫い留めるタイプなど いくつかありますので
興味のある方はご相談ください。
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