こんばんは。
11月11日は日蓮宗には聖日。「小松原法難」の法要を厳修いたします。
今から20年ほど前ですが、立教開宗750年慶讃団参として、日蓮宗大阪市宗務所では4年間毎年千葉県の清澄寺まで団参に行ってました。
その折、一度だけ小松原山・鏡忍寺さまにお参りしたんです。
それで時の宗務所長にお願いして旅のしおりに「小説・小松原法難」を掲載させてもらったんです。
その冒頭の文章が今でも気に入っていて
この時期になると乗っけてしまいます。
天津領主・工藤吉隆、祖師に教えを請い、景信宿年の怨みを雪がんと松原に潜む。殺気四面を蓋い、森々と剣槍を排ぶ。鏡忍房笑いて松枝を振るい、冷箭五矢その身に在り。祖師の御前に仁王立ちすること、かの弁慶が義経を護らんが如し。景信の一念祖師を襲うも法華行者の守護神これを護らんと欲して神力を現じ給う。吉隆急を聞きて駆け、景信不利をさとりて北る。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。一乗受持の決意なお篤し。我が名は工藤吉隆。釈尊を尊び、聖人を敬う。その想い主人(あるじ)よりも、朋輩(とも)よりも強し。
11月11日は日蓮宗には聖日。「小松原法難」の法要を厳修いたします。
今から20年ほど前ですが、立教開宗750年慶讃団参として、日蓮宗大阪市宗務所では4年間毎年千葉県の清澄寺まで団参に行ってました。
その折、一度だけ小松原山・鏡忍寺さまにお参りしたんです。
それで時の宗務所長にお願いして旅のしおりに「小説・小松原法難」を掲載させてもらったんです。
その冒頭の文章が今でも気に入っていて
この時期になると乗っけてしまいます。
天津領主・工藤吉隆、祖師に教えを請い、景信宿年の怨みを雪がんと松原に潜む。殺気四面を蓋い、森々と剣槍を排ぶ。鏡忍房笑いて松枝を振るい、冷箭五矢その身に在り。祖師の御前に仁王立ちすること、かの弁慶が義経を護らんが如し。景信の一念祖師を襲うも法華行者の守護神これを護らんと欲して神力を現じ給う。吉隆急を聞きて駆け、景信不利をさとりて北る。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。一乗受持の決意なお篤し。我が名は工藤吉隆。釈尊を尊び、聖人を敬う。その想い主人(あるじ)よりも、朋輩(とも)よりも強し。