津軽ジョンがる電源日記

『KOJO TECHNOLOGY』 電源メーカースタッフ日記

今日から仕事!!

2006-08-17 20:49:21 | インポート

お盆休みも終わり今日から仕事でした。なのにー!!今日は今夏、最高気温36.1度、皆

さん青森がそこまで暑いとは思わないでしょ!でも結構、暑いんです。

でも良い事もあったんです。お問い合わせでなんと世界的エンジニアでN○○KOのだん

なさんからデモ機貸してくれのメールが。今、スタジオ建築中とか・・・。がんばって売

りこもうっと!!皆さんのお問い合わせもお待ちしてまーす。ではまた!


お盆休み

2006-08-13 10:04:21 | インポート

こんにちは!みなさん。お約束通り、お問い合わせのメール対応はしっかりとやってます。

問い合わせではデモ機の貸し出し依頼が多いですね。実際に聞いてもらわないとわから

ないですし、どんどん貸し出したいと思います。試聴感想をいっぱいもらって現行のモデル

や新しいモデルに反映できたら良いなと思います。どんどん問い合わせくださいね!!

皆さんも良いお盆休みをお過ごし下さい。


MQ R1(入力段編)

2006-08-11 19:34:29 | インポート

ひとことで、オーディオ用クリーン電源と言っても、それには様々な方式があり、千差万別である。うちの電源はインバータ(スイッチング)方式を採用しており、トランスレスで小型・軽量という特徴がある。

十数年前まで、スイッチング方式によるオーディオ電源や、デジタルAMPは、ノイズ等の問題から業界でも煙たがられていたように思う。昨今は、デバイスの改良やEMC対策部品の普及、ノイズ対策のノウハウ蓄積により、もはや当たり前になりつつある。今後も電化製品のデジタル化は留まることを知らず、ますます需要が拡大するものと考える。

スイッチング方式の最大のメリットは、高効率(低発熱)による小型軽量化にあり、スイッチング周波数の高周波化は、周辺部品の小型化を可能にする。今後も高周波化は進み、ノイズ低減という課題には、先にも述べたEMC部品の活用や、ソフトスイッチング(⇔ハードスイッチング)と言われる新しい方式も誕生し、実用化もされている。

今日この場で、弊社電源の全てを語るには、多大な時間とスペースを要することから、今回は入力段のお話に留めておくが、MYTIQUE R1(以降MQ R1)を例にとり、後々、後段部分のお話もしていこうと思う。←面倒くさがってるだけ?(^^;

MQ R1は、その方式から(他もそうだと思うが・・・)ノイズ低減が最大の課題となる。インバータから発せられるノイズを最大限阻止するため、使用部品はもちろんのこと、その配置、配線の引き回し、はたまたパターンレイアウトに至るまでノウハウをつぎ込み、対策にあたることになる。(結構大変なんだよなぁ~) (^^ゞ   

入力段における対策のひとつが、NFの使用である。MQ R1の入力は、外部からのノイズ侵入および、漏洩を防止するため、NFを2段構成にして対策している。(これはかなり強力!!)よく、スイッチング系の電源を利用すると、「接続した機材には効く(音質的効果)が、逆に周辺機材がおかしくなるだよなぁ。」という話を耳にするが、MQ R1とってそれは皆無だ!(^_^)v

部品選定には、NEC/TOKIN、双信電機、TDK、他数社のNFを吟味、電源線から侵入する高電圧パルスに対し、鋭利な減衰特性を発揮し、コモンモードチョークコイルには、アモルファス磁性体を使用したTDK製を採用した。また、このNFは湿度、振動、衝撃など、過酷な使用環境条件下においても、減衰特性の安定性を堅持する高い信頼性をもっており、インバータ方式を構成する上で、欠かせないものとなっている。

凄いぞNF!(^o^)丿 お前は偉い

近々、PLCに対してどのような効果があるか試す予定にある。

※2kV・1μsのパルス入力に対し、20dB以上の減衰成果がある。(1個あたり)


超・ウルトラ・スパー・グランドEX耳

2006-08-10 20:07:41 | インポート

Ns10mpro_1 数年前の話になるが、私はYAMAHAのモニタースピーカ(NS-10M)や、山水、ONKYOといった、往年の銘機を手掛けたI先生という、オーディオアドバイザーの方に師事した。その独特な振る舞いから、おそらく敵も多かったのではと思われる。怖い先生で、時折、怒鳴りつけられたことを覚えている。(本当は非常に面倒見の良い方で、よく怒られたという印象より、こと細かく指導いただいた思い出あがる)

こんなエピソードがある。例によって電源の製品(音)造りにアドバイスいただいたときのことである。(J隊長が予め電源をチューニングし、I先生の所に持ち込んだときの話)

I先生:「お前、なにやって来たんだ。<`~´>」「おかしくなっちゃったぞ!<`ヘ´>」

J隊長:「いや、特別そんな大それたことはしてないはず・・・モゴモゴモゴ(T_T)」

I先生:「トランスの極性間違ってるような音に似てんだよなぁ?変な音になってるじゃないか! 怒 怒 怒 怒 <(`^´)>」、「トランス積んでるんだっけ?」

J隊長:「これはスイッチング方式なんで、商用に使うようなでかいトランスは積んでません。(@_@;)」、「でも小さい高周波トランスは一つだけ積んで・・・ます。

I先生:「ちょっと確認して!」

   J隊長はおそる、おそる蓋を開け、高周波トランスの周辺配線を確認!

J隊長:「あっ、(*_*; コネクタの差込がテレコになってるゥ!

   慌てて元に戻し、再確認!

I先生:「ほら、これだよ、これ!」

J隊長:心の中で・・・(「エッー、そんなん なんでわかんのぉ~\(◎o◎)/! ウソでしょう! 誰の耳それ!」)

ちなみに私の体験談ではないが、こんな話も聞いたことがある。

ビ○ターの若いエンジニアに、ある装置のアドバイスをしている時のこと、I先生は、その部品を別のにとっかえてといったそうな。オーディオアドバイザーつったって、そんな特別な耳してるわけでもないし、第一こんなちっぽけな部品ひとつ変えただけで、違いが判るはずねぇーじゃんぐらいにして、あたかも交換したように装い、交換しなかったらしい。

I先生は音を聞くなり、「(音)変わってねーじゃん!」、「お前、本当に変えたの?」

Vエンジニア:「(゜-゜;)  ・・・・  (・・;) ソノォ

I先生:「何、試してぇんだ、コラァ!<`~´>」

かくして、超(聴)・ウルトラ・スパー・グランドエクストラな耳に出会ったのでした。それから1年もたたないうち、I先生は他界してしまいました。惜しいことです。恐らく私が最後の弟子!?(先生はそんなつもりないだろうけど・・・)  (^^ゞ

でも先生、本当にありがとうございました。ノウハウ活用させていただきます。

※使用していた高周波トランスは、メインデバイスを駆動するためのドライバ用電源で、同一仕様(本当は1系統だけ違う)3系統の出力配線があった。回路動作的には、どの配線をどのドライバに接続しても何ら支障はないのだが、これが音質的に見ると・・・


がんばります!

2006-08-09 21:54:13 | インポート

今日の午前中までうちのHPにお盆は休みますのお知らせが流れちゃいましたけど・・・。安心してください。お盆休み中もメールでの注文は対応します。津軽の田舎会社が大手と同じ感覚じゃお客様に失礼ですよね。直販開始して2週間が経ち、問い合わせや注文が少しずつ増えてきましたしミティークも7020iも自信をもってお勧めできる商品となりました。デモ機いっぱい用意しておきますんで気軽に相談してくださいね。お待ちしてます!!台風が通過したせいかさすがに蒸し暑く寝苦しい夜になりそう・・・。おやすみなさいZZZ。