<発売日>7/1
<JAN(規格番号)>5054196131227
https://fr-fr.facebook.com/IsaacDelusion
<キーワード>
フランスの向こう、夢と現の境界にあるISAAC DELUSIONという名のサウンドスケープ。 エレクトリックでサイケデリック、ドリーミーでダンサブルな音像を見せるイマジネーションの走馬燈が どこでもない場所で回りだす。 インディー系、ファッション系メディアでじわじわ話題を集めているフランスのISAAC DELUSION、 デビュー・アルバム登場!
<内 容>
■ 雄大な世界の何処か--アイスランド、インド、そしてラオスの間にある場所で、ISAAC DELUSIONは夢の走馬燈を回している。
フレンチ・ハウスを聞いて育ちつつも、フォークの伝統を受け継ぎ、ヒップホップをこよなく愛するこの夜の子供たちは、ポップ2.0ヴァージョンに対する自分たちのヴィジョンを、気品と率直さで強調している。
大仰しいまでにエモーショナルなLoicのヴォーカルに、Julesのエレクトロな職人技とNicholasのベース、そしてマルチ・インストゥメンタリストであるBastienの巧みさで、ISAAC DELUSIONは夢想人と夢遊病者の世界を賛美しているのだ。
■ Aphex Twin、Bonobo、Gang StarrやThe Pharcydeなどエレクトロとヒップホップから強く影響を受けているJulesに、Elliott SmithやSufjan Stevens、Pink Floydの大ファンであるLoic。異なる音楽的バックグラウンドを持つ二人が、それぞれの影響を融合させると、結果生まれたサウンドはとてもパーソナルな探求へと発展していった。そしてNicolasとBastienの加入によって、ISAAC DELUSIONは脆いデュオから安定したバンドになり、音楽的にも豊かさを増し、その成長した姿をステージや今作で見せてくれている。
■ もしISAAC DELUSIONのジャンル不可分の音を簡単にまとめるなら、心裂かれるようであり、ロマンティックでもあり、時々造形の深さや精密さを覗かせている中から甘美なメロディーが浮遊していると表現できるだろう。既にこのサウンドスケープは、2012年にインディーからリリースされた『MIDNIGHT SUN』EPで表れているが、夢想的で詩的なビデオ、そしてどんどん強く、素晴らしく、さらにリアルになっていったライヴによって着実に増えていったファンによって、彼らの視界はどんどん広がっていった。
■ 2nd EP、『EARLY MORNING』をリリースした後、彼らはPitchfork Festival Parisに出演し、ボストン、フィラデルフィア、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、そしてSXSWを回る全米ツアーへと出かけた。さらに彼らは、インドへと足を伸ばし、ムンバイ、デリー、カルカッタなどでライヴを行い、世界各地で多くのファンを獲得していったのだ。
■ フランスはノルマンディーにぽつんと立つ家で、彼らは、ファースト・アルバムとなる本作のレコーディングに取り掛かった。4人は、何か月にも亘り、それぞれが受けた音楽的影響と完全なる自由を引き出しながら、自分たちのアイディアをコンソールからアウトプットしていった。曲作りの中心は、創設メンバーのLoisとJulesが手掛けているが、他の二人もアレンジに大きく貢献し、サウンドに新たな色を付けていった。これまでの作品とは、まったく異なるダイナミックを持つ本作は--ミニマリスト的要素は前よりも影をひそめ、よりダンサブルなサウンドになっている。
■ 更にこのアルバムには、4人のメンバーの基礎を作り、その音楽性を培ってきた無数のアルバムへの敬意も見え隠れする。例えば、冒頭を飾る「The Child You Were」では、涙ぐみそうになるほどエモーショナルであり、内なるクレイジーな子供が目覚めてしまうような、Pink Floydが持つサイケデリックでプログレッシヴなスムースさを感じさせ、「Land Of Gold」では、Neil Youngのような繊細さが姿を現す。
Pheonixのエンジニアを務めるJulian Delfaudがミックスを共に手掛けた本作は、過去と現代を見事に融合させた作品であり、フォーク風のインタールードからヒップホップのリズム、そしてヴォーカル・ハーモニーを取り入れながら、ディープ・ハウスと戯れつつ、Alt-Jを彷彿させるプロダクションを加え、ISAAC DELUSIONというくくりに纏めてしまっている。しかもそこに、「She Pretends」のような、思わず踊りたくなってしまうポップ・バラードまで加わっているのだ!!
■ しかしISAAC DELUSIONは、「無垢なる時代」を忘れる事はない。「このアルバムは、子供時代についての作品なんだ--僕たちは子供だった頃の感情や世界に対するナイーヴな視線、そして優しさと純粋さを忘れないようにしている」そうLoisは語り、こうも続ける。「このアルバムはまた、旅について、新しい世界を発見し、未知の場所を探検する新鮮な体験についての作品でもある。(アルバムを通じて)一貫したテーマはないけど、ある種の繋がるがあると思っている」
■ 既にアルバムに収録されている12曲からは、「Midnight Sun」と「Early Morning」がファンの間で人気曲となっている。そしてアルバムを完成させたISAAC DELUSIONのメンバーは、はっきりとこう語るのである。
「色々なことを試してきたし、新たな地平を開拓していった。それこそありとあらゆる方向も試してみたよ。僕らはライヴをやりたかったし、観客を躍らせたかった。でも今、僕らは自分たちにとって最良な形、一番好きなスタイルを見つけ出したんだ。首尾一貫した、深いアルバムを作れたと思うけど、それは、僕らがもともとやっていたことだから、ISAAC DELUSIONの原点に返るような感じだった」
■ 恐るべき子供たちの無垢な視線を持つ4人組。ISAAC DELUSIONは夢と現の境目を渡りながら、また新たなサウンドスケープを切り拓く。