<発売日>2024/02/16予定
<JAN(規格番号)>0075597901290
<内 容>
グラミー賞にもノミネートされた経験を持つ、ハイチ系アメリカ人シンガー/作曲家/フルート奏者、ナタリー・ヨアキム。 常に自身のアイデンティティを探求してきた彼女が自身の”声”に気づき辿り着いた深くも広い新たなるサウンドスケープ。従来のジャンル分けにとらわれないエレクトロ・アコースティック・サウンドの名品『KI MOUN OU YE』完成。
■ グラミー賞にもノミネートされた経験を持つ、ハイチ系アメリカ人シンガー/作曲家/フルート奏者、ナタリー・ヨアキム。作曲家としてオーケストラから器楽アンサンブル、声楽やダンスの為の楽曲を委嘱されたり、批評家らから高い評価を集めているデュオ、フルトロニクスの共同創設者としても活躍している他、プリンストン大学作曲科助教授のほか、ハートフォード大学ハート・スクールなどでも教鞭をとり、ガブリエル・カハネ、ミゲル・ゼノン、インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル、長年フルーティストとして在籍したコンテンポラリー・チェンバー・アンサンブル、エイト・ブラックバードなど現在最もエキサイティングなアーティストやアンサンブルと共演、レコーディングを行っている彼女だが、New Amsterdam Records/Nonesuch Recordsから初めてのアルバムとなる『KI MOUN OU YE』をリリースする。
■ 彼女にとって通算2作目となるスタジオ・アルバム『KI MOUN OU YE』。この作品は、2019年の前作『FANM D‘AYITI』の中で描かれたハイチの遺産をより深く掘り下げた作品になるという。英語とクレオール語で歌われるこの作品は、DNA、祖先、アイデンティティを表現する楽器である人間の声の豊かさをナタリーの声と、複雑にサンプリングされたヴォーカル・テクスチャーが織りなす生き生きとした音のタペストリーの中で、彼女のフルートに盟友エイト・ブラックバードのイヴォンヌ・ラムが演奏するヴァイオリン、そしてジェイソン・トレウティング(Sō Percussion)のドラムがエレクトロ・アコースティック・サウンドを際立たせている。
■ 本作『KI MOUN OU YE』は、ナタリーが自身の個人的な歴史を探りながら、彼女の声が持つ生存、癒し、自己保存、親睦、そして自由を肯定するためのツールとしての役割を鮮やかに浮彫にしている。アルバムに収録された各曲はそれぞれ異なる音の雰囲気を持ちながらも、深遠なDNAレベルで作品全体とつながっているのだ。曲は細部まで入り組んでいながら、オーケストレーションはまばらだ。巧みに配置された技術的な器の中に、深い祖先の情報を位置づけている。重く実存的な問いかけを含んでいるが、空中を舞うような軽さによって定義されている。穏やかな牧歌的なテクスチャーに包まれた曲もあれば、しゃっくりするようなポリリズムや現代クラシックの不協和音を探求した曲もある。また、「Renmen m plis」のように、重力を感じさせない軽快なヴォーカル・メロディの背景として、しつこいリズムを利用したものもある。どの曲も、従来のジャンル分けにとらわれない。そして、さらに重要なことがある: これらの辛辣で、冷酷なまでに正直な作品は、ナタリーが初めて本格的に歌詞のある曲作りに挑戦した作品でもあるのだ。
■ タイトル・トラックであり、アルバムのリード・トラックとなる「Ki Moun Ou Ye」と、ジェシカ・ジェネウス監督によるハイチで撮影されたミュージック・ビデオを見れば、彼女がこの作品で表現したいテーマがより伝わってくるだろう。彼女は本曲、またミュージック・ビデオについて次ようにコメントしている。
「私はハイチによく帰りますが、このミュージック・ビデオを家族の土地でレコーディングすることは、私にとって本当に重要なことでした。その土地で生まれ、その土地で暮らし、その土地とつながり、お互いを思いやり、食べ物を育て、そこで共同体の感覚を育んできた。私の芸術的なプロジェクトが、コミュニティ全体から支持されるのは本当に喜ばしいことだと感じた。一対一の個人的なレベルだけでなく、ある種の精神的なレベルにおいて、私たちの家族は皆、長い間つながっているのだということを知ったのです」。
■ 自身のルーツに向き合い、強烈なまでもアイデンティティの探求を続けるナタリー・ヨアキム。彼女の中に流れる遺産(と彼女の過去の作品)と、彼女が現在作っている作品を繋ぐ”架け橋“とも呼べるこの作品で、作曲家として声こそが探求すべき楽器であることに気づいた彼女の姿が、本作『KI MOUN OU YE』にある。
■ 彼女にとって通算2作目となるスタジオ・アルバム『KI MOUN OU YE』。この作品は、2019年の前作『FANM D‘AYITI』の中で描かれたハイチの遺産をより深く掘り下げた作品になるという。英語とクレオール語で歌われるこの作品は、DNA、祖先、アイデンティティを表現する楽器である人間の声の豊かさをナタリーの声と、複雑にサンプリングされたヴォーカル・テクスチャーが織りなす生き生きとした音のタペストリーの中で、彼女のフルートに盟友エイト・ブラックバードのイヴォンヌ・ラムが演奏するヴァイオリン、そしてジェイソン・トレウティング(Sō Percussion)のドラムがエレクトロ・アコースティック・サウンドを際立たせている。
■ 本作『KI MOUN OU YE』は、ナタリーが自身の個人的な歴史を探りながら、彼女の声が持つ生存、癒し、自己保存、親睦、そして自由を肯定するためのツールとしての役割を鮮やかに浮彫にしている。アルバムに収録された各曲はそれぞれ異なる音の雰囲気を持ちながらも、深遠なDNAレベルで作品全体とつながっているのだ。曲は細部まで入り組んでいながら、オーケストレーションはまばらだ。巧みに配置された技術的な器の中に、深い祖先の情報を位置づけている。重く実存的な問いかけを含んでいるが、空中を舞うような軽さによって定義されている。穏やかな牧歌的なテクスチャーに包まれた曲もあれば、しゃっくりするようなポリリズムや現代クラシックの不協和音を探求した曲もある。また、「Renmen m plis」のように、重力を感じさせない軽快なヴォーカル・メロディの背景として、しつこいリズムを利用したものもある。どの曲も、従来のジャンル分けにとらわれない。そして、さらに重要なことがある: これらの辛辣で、冷酷なまでに正直な作品は、ナタリーが初めて本格的に歌詞のある曲作りに挑戦した作品でもあるのだ。
■ タイトル・トラックであり、アルバムのリード・トラックとなる「Ki Moun Ou Ye」と、ジェシカ・ジェネウス監督によるハイチで撮影されたミュージック・ビデオを見れば、彼女がこの作品で表現したいテーマがより伝わってくるだろう。彼女は本曲、またミュージック・ビデオについて次ようにコメントしている。
「私はハイチによく帰りますが、このミュージック・ビデオを家族の土地でレコーディングすることは、私にとって本当に重要なことでした。その土地で生まれ、その土地で暮らし、その土地とつながり、お互いを思いやり、食べ物を育て、そこで共同体の感覚を育んできた。私の芸術的なプロジェクトが、コミュニティ全体から支持されるのは本当に喜ばしいことだと感じた。一対一の個人的なレベルだけでなく、ある種の精神的なレベルにおいて、私たちの家族は皆、長い間つながっているのだということを知ったのです」。
■ 自身のルーツに向き合い、強烈なまでもアイデンティティの探求を続けるナタリー・ヨアキム。彼女の中に流れる遺産(と彼女の過去の作品)と、彼女が現在作っている作品を繋ぐ”架け橋“とも呼べるこの作品で、作曲家として声こそが探求すべき楽器であることに気づいた彼女の姿が、本作『KI MOUN OU YE』にある。
同時発売情報
●上記アルバムのLP盤も同時発売(0075597901283)