中間テストの返却が始まった。
テストって
返される時が
一番イヤな瞬間だよね。
テストの点数しだいで
自分の評価が定まってしまう
この切なさは
誰もが経験していることだ。
さて、今回は
点数についての話をしよう。
80点で喜ぶ子もいれば
80点で悔しがる子もいる。
塾の先生という立場からすれば
80点は、よく頑張ってる
と言いたいところなのだが、
自己評価って
ホント、人それぞれだからね。
80点を
スゴく悔しがってる子がいる。
「せっかく
塾でやったところなのに
できなかった」
と話してくれた。
その子に対して
「80点は
よく頑張っている証拠だよ
自信を持っていい。
けれども、自分で
反省するところが
スゴくいいな。
どんな点数でも
この気持ちを
忘れないようにしよう」
って、声をかけた。
自己評価が高いことは
向上心につながるから
とってもいいことだよ。
でもね、
自己評価が高すぎるがゆえに
自分を苦しめてしまう
って恐ろしさもある。
「自分はダメなんだ」
ってモードに入ってしまうと
勉強が苦しくなるし、
ウチの子たちには
そう思ってほしくない。
危機感を持つこと、と
自分を卑下することは
全く別だよ。
点に対する自己評価は
一人一人違っていい。
私にとっての80点、と
あの子にとっての80点。
感じ方の違いは、
これまでの経験によるよね。
いつも90点だった子が
80点になれば悪かった。
いつも70点だった子が
80点になれば良かった。
その子しだいだ。
でもね、
「悪い」と思ったから
「自分なんてダメだ」
って、
下を向かないでほしい。
次こそは
できるはずだ
って思ってほしい。
自己肯定感が下がると
頑張ることが難しくなる。
だから、
子どもたちの自己肯定感が
上がるような声掛けを
これからもしていきたい。
「まだ自分ならできる」
って思っているような
その子の気持ちが
すごく嬉しかった。