💓Cocomademoiselleココ・マドモアゼル💓富野有紀子のブログ💓

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

本の出版・・・断念!

2008年12月25日 | ♥ Other

 実は来年ぐらいに「私らしい人形の本」を出版しようと企んで頑張って製作しておりました。それは、私が拘るインテリアだったり人形だけに留まらずパフだったりランプシェードだったり、ただ人形を掲載しただけのページではなくて私の好きなインテリアの中にディスプレイされた人形達・・・・・そんな私らしい本を出版したいと、公言していませんでしたが生徒さんや一部の人にお話ししていました。最近になって「いよいよ来年ね♪」と言われる度に心が苦しくなってきて。実は、予定していた資金を使ってしまい、それは「来年」というわけにはいかなくなりました。

実はさかのぼる事今から20年以上前。私は通っていた医療系の大学を勝手に辞めてしまいました。その後、短大を受験したいと申し出たのですが父は勝手に辞めた事に激怒!それ以来、何かあると最近まで「お前は何をやっても中途半端だ!」と事ある毎に父の口からののしられるのです。以前、父が激怒した際に初めてあの当時、大学にかかった費用(数百万)を「一生懸命工面したお金だった」と私に告げました。その当時、兄も下宿して大学生。そして短大受験を頑なに「駄目だ!」っと言い張った父。その時は「駄目!」という言葉を理解出来なかったけれど、ようやく今になって理解する事が出来ました。

 その後、子供の頃からかなりお金をかけて習わせてもらったエレクトーンの講師になり、父親のツテでホテルの宴会などで演奏するというレールも引いてもらったのにそれも自分で拒否。家業の手伝いだけでなく色んな仕事をやりました。そして今に至る。今は不安定ながらも何とか親の援助無く一人で頑張っています。

「何をやっても中途半端!」のレッテルを貼られてきたけれど、この仕事をするようになってようやく一人前になれたと自負しています。そして親元を離れ自分で生活してみると「お金を稼ぐ事がどんなに大変か・・・・」と痛感する毎日。自分で稼いで生活してみたら大学を辞めた際に無駄にした大金、勝手な私の行動に激怒し落胆した父の気持がとてもよく分かります。

「中途半端」な自分の汚名挽回も含め、自分の尻拭いは自分でしなければ・・・・っと本を出版しようと思っていた資金を父に返還しました。父は、それを拒否しましたが親に迷惑をかけたのは私。それだけのお金では、とても追いつかないとは思いますが私が何とか自立して頑張っているという私の「けじめ」です。本は、霊能者の予言通りならまだ40年以上もある私の残りの人生の間に、いつでも出すことが出来るでしょう。

「本」という形に執着しなければ、私らしい世界を皆さんに見ていただく事はインターネットでも可能かな・・・と思っています。(今もそうですが)よく生徒さんやお客様が、私のサイトの中の作品集をプリントアウトしてまるで作品集の本のようにファイルしていらっしゃる方がいて私がビックリする事があります。「画面をご自分でプリントするだけで私の作品集が出来るサイト」。そんなサイトがあっても面白いかも♪っと考え始めるとまたワクワクしてきます。

・・・・・、そんなわけで楽しみにして下さった皆さんには本当に申し訳ないのですが「来年」には本を出す事が出来なくなりました。でも、いつか形に出来るように夏に「一眼レフ」のカメラを購入しました。まだ使い方がさっぱり理解出来ずホコリを被っていますが・・・・(笑)。

どうぞそんなこんなでこれからもこんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

こうして自分の事を話してみると、私も父に負けず劣らずの「勝手者」でした(笑)。

「あのオヤジにこの娘!」って事か(笑)!