いつも電話で色々とお話しをさせていただくお客さまから、「旦那さまが床について寝静まった真夜中に、旦那さまの履いている靴をピカピカに磨のよ♪」というお話しを伺って感心していました。そのお話を聞いて以来、私も実家の玄関を入る際に、父の靴がCocoちゃんのお散歩ゆえ泥が付いているのを見ると、思わずそこで泥を掃って靴を(簡単にですが)磨くのが常となりました。
靴を磨いた事を父に言う事も無いし、父も気が付いているのかいないのか、特に何も靴の事で会話をした事がありませんでした。
いつも我が家の玄関では、私と母は正面では無く壁側に靴を脱ぐのですが、随分前にその事を父が「お前はどうして横に靴を脱ぐんだ!」と聞かれた事がありました。
「それは、お父さんは家の主だから脱着しやすい正面で、私は女だから敢えて横に脱ぐんだよ」と説明しました。
そしてこの頃、私が出かけようとすると横に脱いだはずの私の靴が正面に並んでいるのです。そして、私が外から帰ってくると、父の靴が正面ですが隅の方に脱いであるという光景が続いていました。私は、すかさず父の靴を隅っこから正面に揃え直すのですが・・・・。
父が私の靴磨きに気が付いてそうしたのか、それとも、この頃、偉そうに父に説教するほどになった私を立てているのか(^_^;)・・・・。一度聞いてみたくて、父に尋ねてみたのです。
「人が出入りするのに、正面をあけておいて方がいいだろ?」っと父。
靴磨きの話は出ませんでしたが、私が出かけやすいように私の靴を正面に置き直し、自分の靴は端っこに・・・・。普通の家庭では、当然の事なのかもしれませんが、そんな謙虚さを持てるようになった父が、とても嬉しかったです。
何せうちの父、私が父の仕事を手伝っていた10年ほど前には、一流ホテルに高級車で乗り付け、ドアボーイに向かって「そこに停めさせろ!」っとホテルの玄関に自分の車を停めさせるような図々しさ。ホテルを利用する頻度が高い顔見知りならともかく、一度や二度、宴会をしたぐらいのレベルで同乗している私が恥ずかしくなるような傲慢さだったのです。そんな傲慢だった父が、この数年で如何に成長してきたか・・・・。お話するような事でも無い小さな事ですが、父の心の成長がとても嬉しかった娘です。(^_^;)
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プラプラドール2人完成♪
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「キットにします♪」と言ったものの作っていると「こんなのをキットにするのはどうなの?」っと思うほどの簡単さですが、「工作手芸」って事でお子様と楽しめるキットとして進めますね♪(^-^)