以前にも掲載した事がありますが、私の愛車はマツダのデミオ16歳。
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5年の中古を購入し、私とのお付き合いは11年。
荷物が沢山入るハッチバックスタイルと、如何にも女性が乗る小さな車ですが可愛過ぎないディープなグリーン色がとても気に入っていました。
今までに大きな事故をした事も無く、大きな修理もした事も無く、今も問題なく走ってくれます。
昨年クーラーが壊れたけれど、「どうか修理にお金がかかりませんように・・・・・」っと祈る私が払った修理代は、数千円。(*^_^*)
カンカン照りの酷暑にも、鍵穴が凍るほどの寒い日にボディーは霜でカビカビに凍っていても、カギを差し込めばすぐにエンジンがかかり、どんな時にも快調、快速で私の期待に応えてくれた私のデミオ。毎度毎回「デミオッチ、今日もありがとう♪」っと感謝の言葉が自ずと出てきます。
デミオの車内装備は「カセットデッキ」と「ラジオ」のみ。今時のナビは勿論、CDデッキもありません。カギはガチャガチャ遠隔操作は出来ず、両手にどんなに重い荷物があっても鍵穴に差し込まなければドアは開きません。
前回の車検の後に後部座席のカギが壊れてしまい、手動で開けなければならなくなったけれど、それも厭わず今日に至り、
天井の塗装が剥がれてきたけれど、2度程塗装を施し、もう2年。
今度は、ボンネットの塗装が剥がれてきたので、どうしようか・・・・・と思っていたところ、あと数ヶ月に迫る次の車検を通すかどうか、迷っていたのでした。
そんな中、「いい中古車が出ました。」との連絡が。
私の予算に収まる車。悩んだ末に、新しい車に替える事を決めたのです。
買うと決めたのに、何故か後悔が・・・・・。
私の為に一生懸命働いてくれたデミオを廃車にしてしまう事が、デミオに対して本当に申し訳無くて、その事を考えると涙が出てきてしまいます。
まだ動くのに、まだ走るのに・・・・・。
母と共に汗ダクになりながら、廃車になってしまうデミオの掃除したのです。
16年の古さを理由にした怠慢と犬を乗せて汚れていたのに、この数年はろくに掃除もしませんでした。今迄になく一生懸命拭いてみたら「何だ~、こんなに綺麗になるのか~、もっと綺麗にしてあげればよかった」と深く反省。
こんなに頑張ってくれたのに、私の使い方といったら・・・・・本当に申し訳なくて、
掃除をしつつまた涙・・・・・。(;_;
16年も前の車は、今の車に比べたら色々な事が不便ですが、10年以上も乗って、私の為に働き、私に迷惑をかけないようにいてくれた事を思うと、愛着が沸いて、長く乗り続けたデミオが本当に愛しく思えていたのです。
それを新しい車を買う事を決めて、改めて痛感しました。
やっぱり壊れるまで乗り続ければよかった・・・・・と後悔しているのです。
まだ動くのに、まだバリバリ、スピードが出て走るのに、クーラーだって冷え冷えなのに・・・・・。もう廃車です。
明日には念願だった遠隔操作のピピ!っで鍵が開く新しい車がやってくるのに、ちっとも嬉しくありません。
一つの物を長く大切に使う事の大切さをデミオで初めて知りました。
そこから生まれる愛着は、どんなに便利でどんなに素敵な物と比べても叶わない事を。
ボロボロになったデミオに心から感謝し、明日は涙でお別れです。
「ありがとう♪ありがとう♪デミオッチ、私の為に一生懸命働いてくれて本当にありがとう♪」。
この数日、私はデミオを運転をしながらやっぱり涙をこらえられず、ハンドルを撫でながらそう口ずさんでいるのです。(T_T)/~~~