先週の金曜日、この子と共に我が家に台風が上陸しました。
父が家族の反対を押し切って、勝手に連れてきてしまったのです。
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この子は、とても珍しい「ノーフォークテリア」という種類のワンコ。
とても大人しくて、人懐こくて、吠える事もなくいい子です。
この子を最後まで責任を持って面倒をみるには父は年を取り過ぎているのが、反対する理由の一つ。
私が小学校5年の時、父がシェパードを2匹も飼い始めたのですが、仕事が忙しくて散歩をする時間のない父に代わって2匹の犬の世話をしていたのは、私と兄でした。
中学、高校と父の代わりに兄と私が一匹ずつを担当し、高校が少し遠かった事もあり、私は部活にも所属せずに朝晩の犬の散歩に青春をかけたのでした。
兄が県外の大学に入った事で、私一人で2匹の犬の面倒をみきれなくなってしまい、最後には2度も出産させたメスの犬を建築資材置き場の番犬として手放す事になってしまったのです。面倒を見ていた私は、致し方のない選択だったとは言え、そのメス犬の行く末が心配で、もらわれた先の建築資材置き場まで犬を見に行った事もありました。
忙しい事が分かっていたのに、安易に飼い始めた父の甘い考えに、今になってみると無責任さを痛感し、何よりも最後に犬を可哀想な目に遭わせた事が許せません。
そして、今回のこの子。
父は「この子が死ぬまで元気でいる!」と言い張っていますが、どう考えても最後に私がこの子の面倒をみる事になるのは確率的に高いと目に見えています。
どんなに可愛くても、これから始まるかもしれない老後の両親の介護と年をとってきたCocoちゃんの事を考えると、私の微力な経済力(^_^;)と私の力で責任を持ってこの子をみる自信がありません。
過去のシェパードの件も含めて、
家族で何度も話し合い、今朝、この子は我が家を去って元の飼い主の元へ戻っていきました。
とてもいい子だったので、飼ってあげたい・・・・と正直心が揺らいだのですが、致し方ありません。この子に対する愛情もたった4日ですが、膨らむ一方だったので、今はとても複雑な心境です。
父の安易な行動が、家族に台風を起こしてしまいました。
自分の行動の浅はかさを父は学んでくれたらいいのですが・・・・。
真剣に考えて判断した結果でしたが、そんなこんなで今日の私の心は可愛いワンコがいなくなって心にポッカリ穴が開いたよう。画像を見る度に喜んでシッポを振るワンコの姿が脳裏を離れず、とても複雑な心境なのです。('_')