今年、一番最初に買った物。
本2冊。
これ。
年末に認知症が始まったパパが帰ってきて、
今まで戦ってきたパパに
まだ戦いを挑もうとしてしまう私でした。
可哀想な老いぼれパパに、
今まで子供だからと言う理由で、
理不尽に我慢してきた色々な矛盾を
今こそ間違っていた‼️と訴えてしまうのです。
もう言い返す言葉も無く黙るパパに、
今迄言えなかった事を言わずにはいられないのです。それは弟も同じ。
いつも私や弟の言葉に耐えかねて怒って帰ってしまうのです。
もうパパは、今迄のパパとは違います。
確実に体が衰え、認知症が進んでいます。
ママも認知症と同じように記憶障害がありましたが、病気(脳出血)からくる記憶障害だったので
ママなりに「色々な事を書き留める」という努力をしていました。
ママと同じように書き留める為の手帳をパパにも買って渡しましたが、
手帳を活用する事など無く努力もしません。
「成せば成る成さねばならぬ何事も‼️」といつも子供達に諭していたパパですが、
私が同じセリフをパパに言っても
パパはそれすら忘れてしまったようです。
親だから面倒を見るけど、
今迄の事を振り返ると、
正直なところママと同じようには心から介護してあげたいとは思えません。
でも親だから、最期まで面倒みないと…。
私の心の中は、複雑です。
弱って衰えつつあるパパを責めたりせずに
パパの認知症を理解する為にこの本を買ってみたのです。
夢の無いお買い物が、初買いになってしまいました。
長く戦ってきた私とパパ。
パパのせいで悲しい涙を一杯流してきたので
パパの事が本当に許せないけど、
そんな許せないパパの最期を娘として看届ける事が、私のこの先に与えられた課題だと思うのです。