Source: Guillermo, PER photographer
チリ時間 2/23 20:30(日本時間 2/24 08:30)現在
このトレッキングセクションは悪天候に見舞われました。呑みこまれそうなほどの濃い森をさまよい、森を抜ければ、荒れ狂う風に襲われる。PERは天候との闘いでもあります。
動く度に激痛が走る中、藪の中では、枝が正人の顔を容赦なく打ち付けてきます。「もう無理だ」チーム内に諦めの言葉が浮かび上がりました。
そんな時に出会ったのが、同じくボロボロになりながら歩いていたYogaslacker。
60時間もトレッキングステ―ジにいた彼らは、食料が不足してしまったため、East Windがシェアしました。
Yogaslackerは、East Windがリタイヤしたとばかり思っていたのですが、正人の強い決意と行動に刺激を受け、自分たちも続ける決意をしたそうです。
「East Windも厳しい状況にあるが、諦めない。
彼らとレースができることが、一緒にパタゴニアの地にいることが、嬉しい」とキャプテンJason。彼もまた激しい腰痛と戦いながら前進しています。
厳しかったトレッキングを終え、現在、PC12のStage 7 カヤックスタート地点にいる両チーム。主催者指示により、天候回復を待っています。
ここでしばらくの休息が取れます。
出発は現地時間の2/24 08:00を予定。それまでに進むか、止まるかを決断しなくてはいけません。
PC12から残り58㎞。現在、6チームがレース継続中です。
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PC10~12のトレッキングでは、いろいろあったようです。
「万が一何ががあったら」「取り返しのつかないことになったら」鬱蒼とした森に呑まれ、漆黒の闇の中をさまよいながら
きっとそんな事がメンバーたちの頭の中をよぎっただろうと思います。
そんな時、同じくボロボロになっても歩き続けているYogaslackerに出会ったことは運命だったのかもしれません。
Patagoniaの山に住む神が引き寄せたのかもしれません。...
レースに公平であるべき主催者も、世界各国からのメディアも、誰もが黙っていられなかったそうです「がんばれ!!」。
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Sue Takeuchi Facebookより(マネージメント及び海外レースの翻訳・通訳・交渉、国内のアドベンチャーレースの事務局を担当)
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※前頁のMapはご覧の通りとてもオオザッパなものです。
どうもGPSの使用は禁止になっていてトラッキングが位置情報を発信しているだけみたいです。
道なき道をそれぞれに進んでいたのですが、Yogaslackerはがレース復帰していた「East Wind」を知らずよく、運命的な出会いができました。
アドベンチャーは国を越えてた心身ともに同志です"(-""-)"ね。