4月1日、急きょ「裏高尾」に行く気になった
つまり百名山「高尾山」の裏側で秘かに山野草愛好家達が訪れている場所
お昼用に作ったホットドッグとオレンジ2個を持って電車に乗る
京王高尾駅北口まで一応調べたが、急だったのでこの先は全く??
可愛い駅員さんから高尾界隈のマップを頂き、駅前の信号左側、甲州街道に進む
何も資料がないことは不安だけど ↓ 「西浅川」の信号を右折まではマップ通りに来た
真っすぐの道なりだが、登山服装の人たちがいたので少し安心
通りに面した石垣・空き地にまず都会では目にしない草花が目につきワクワク
<オウギカズラ> シソ科キランソウ属
園芸種<ヒマラヤユキノシタ> ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
緩い坂道だが地蔵と「甲州街道念珠坂碑」が古の旧甲州街道だと分かる
かつては大変な急坂であったため念仏を唱えながら登った坂だとか
高尾は東京より気温が低いが、わずかに咲き残っていた梅の花
実は少々不安になり、坂道を自転車を押して歩いていた方に「日影」方面は?とお尋ねし
「ここ真っすぐ!、高尾はスミレが有名だがまだ早いでしょう」
とか言われたがネットで調べた旨説明すると、気を付けて!と去って行った
小仏川を見ながら歩いていると、自転車の方が引き返してきて
対岸の歩道は小仏川と並行しているので、そちらを歩くといい!と教えてくれた
小さな橋を渡ってすぐニリンソウを見つけ大興奮です! 少し離れた場所にイチリンソウも!
<ニリンソウ> キンポウゲ科イチリンソウ属
<イチリンソウ> キンポウゲ科イチリンソウ属
川の中に、、ズーム撮影
<カキドウシ:籬通し> シソ科カキドウシ属
<カントウタンポポ> キク科タンポポ属
<アオイスミレ> スミレ科スミレ属ニオイスミレ類
小仏川の両岸にニリンソウの群落
この歩道は山肌にミヤマカタバミが沢山咲いていました
<ミヤマカタバミ> カタバミ科
<ヤブツバキ> ツバキ科ツバキ属
高尾梅林を過ぎ蛇滝口まで来ました
咲き終わった梅林と圏央道
案内図で確認、今<現在地>に来ています
掲示板の下にもニリンソウがいっぱい
↓
心配だったが、清明園・浅川ホーム脇の山道に進む
後ろを振り返ると誰もいなかったが、ニリンソウ等山野草が咲いていたのでそのまま登る
山道の右側に千代田稲荷大神
少々蛇行しながら渓流に沿った山道だが、対岸の山肌にはニリンソウが一面に開花☆
<ミミガタテンナンショウ> サトイモ科テンナンショウ属
白装束の修行僧がタッタタッタ下りてき、地蔵前のロウソクに火を点け、また上って行った
一瞬の出来事で、、、
誰もいない坂道を山野草を探しながら登って行く
<ヨゴレネコノメ> ユキノシタ科ネコノメソウ属
<ハナネコノメ> ユキノシタ科 ネコノメソウ属
小さな白い花に、おしべは長く先に暗紅色が愛らしく惹きつけるのでしょうか
そろそろ終盤で暗紅色がなくなっていました
よく見ると花びら4枚は↓(photo左下)は
<ユリワサビ:百合山葵> アブラナ科ワサビ属
写真撮りに夢中になっていると、坂下から「ほら貝」が鳴り響き山伏が厳かに通り過ぎて行った
高尾山薬王院は修験道根本道場なんですね、後日知りました
偶然にも「滝開き」だったとは、無意識に手を合わせて、、、
緊迫したなか階段上まで上がったのですが飛瀑式は続き
リズミカルな 錫杖(しゃくじょう)でのお祈り後、滝開きに行かれた
近くにいたお世話係り?の方が4月1日は「飛瀑式」と教えてくれました
登りで出会った修行僧は地蔵の前のローソクに点火していたのですね
修行僧の「飛瀑式」が終わったようで高尾山4号路から山行者が何人か降りてきた
その後、高尾山の4号路に行く山道があると教えて頂いたが
今日の目的は裏高尾と決めていたので、また下って蛇滝口まで山野草を探しながら歩きました
まだ若いですが・・
<キバナハナネコノメ> ユキノシタ科 ネコノメソウ属
<エイザンソミレ:叡山菫> スミレ科スミレ属.
今日一番に会いたかったハナネコノメに出会えたのはホントにうれしい
早春の花なので、おしべの紅い点がはっきり見える3月初めが見頃かもしれません
ユリワサビも含めあまりに小さくて、花が終われば気が付かな人も多いかもしれない
(つづく)
topフォトはニリンソウです。
裏高尾はイチリンソウは少なくニリンソウの群落が多くありました。
山菜取りは熊に気を付けて下さいね(*‘∀‘)
一冬過ごした植物たちの新芽は息吹を感じますね。