博文(ひろぶみ)通信

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昨日の全協は・・・

2014-11-01 13:33:27 | 日記

昨日は、全員協議会がありました。

案件は7件。うち4件は町からの説明、1件は国からの説明、残り2件が議会に関することでした。

町からの説明では、1つ目に「ADRについて」。副町長から9月17日以降の事業経過説明などを受けましたが、私が感じた結論から言えば平行線のままの手詰まり状態。

2つ目に「災害応急対策活動の相互応援協定について」。これは、災害応急対策活動の相互応援に関し、全国報徳研究市町村協議会に加盟する、北海道中川郡豊頃町、県内の相馬市、南相馬市、大熊町、浪江町、飯館村、茨城県の筑西市、桜川市、栃木県の日光市、真岡市、栃木県の那須烏山市、芳賀郡茂木町、神奈川県の小田原市、秦野市、静岡県の掛川市、御殿場市、三重県多気郡大台町との間に12月28日に協定書を結ぶ予定。この協定は、協定を結んだ自治体の区域内において災害が発生した場合、報徳思想に学ぶ協定自治体が相互に応援し災害時における応急措置等を円滑に遂行するなどを目的とします。

3つ目に「H26年度水稲実証栽培による生産米全量全袋検査結果報告について」。酒田地区2か所の水田で米の実証栽培を行い、収穫した米(238袋)の放射性セシウムの検査結果は、236袋が25ベクレル未満、1袋が25から50ベクレル、残り1袋が51~75ベクレルで、全て食品衛生法の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回っていました。

4つ目に「浜通り再生に向けた浪江町のあり方について」。イノベーションコースト構想の主要プロジェクトについて浪江町の地理的要件や放射線量の状況を踏まえて戦略的に参画するため対応方針が示されました。あくまでも方針ですが、農作物・魚介類等の放射性物質の検査・研究施設、海洋・河川の放射性物質移行に関する検査・研究施設、海外も含めた技術者の育成も視野に入れた研修施設、震災及び原発事故の記録や資料の収集・保存・調査・研究を行う博物館、セメント・金属等の資材リサイクルセンター、太陽光・風力・地熱などの再生可能エネルギを町外から集約し、供給するための蓄電エネルギー拠点施設などです。繰り返しますがあくまでも方針ですから。

国からの説明は「中間貯蔵施設の概要について」。施設の概要説明の他、県と大熊町、双葉町が環境大臣・復興大臣宛てに提出した「中間貯蔵施設に係る申し入れについて」の写しの資料提供がありました。申し入れ事項の確認事項として①県外最終処分の法案の成立②中間貯蔵施設等に係る交付金等の予算化、自由度③国による搬入ルートの維持管理等及び周辺対策の明確化④施設及び輸送に関する安全性⑤県及び大熊町、双葉町との安全協定案の合意、の5点を確認したとのことだったので、この確認事項全てが浪江町にも該当することを指摘しました。

議会に関する案件では1つ目に「要望活動について」。要望内容の精査を行いましたが、「私は要望書が全20ペイジにもなっている。全てが要望すべき事項とは理解するが、多岐にわたるため焦点がボケてしまうのではないか?要望事項を絞るべきではないか?」と発言しましたが、「今回の要望活動は、11月7日に正副議長と議運とで実施することの承認を受け、要望先にも日程調整を行っている。事務的に連休明けには要望書を作成しなければならず、そのためには時間がない」とのことで、今日の内容で要望活動を行うこととなりました。

もう1つは、「10月29日開催の第4回臨時会において採決前に本会議を休議し、なぜ議運を開催したのか。また、どのような議論がなされたのか私たち議運以外のメンバーには報告がなかった。今日の全協で報告願いたい」と全協の案件に入る前に私が提案し、その他の案件になりました。議長・議運の委員長から報告がありましたが、内容については今後の議会対応だったので今日はお知らせできませんのでご理解を。

 

以上、長々と昨日の全協の内容についてお知らせしました。

今から、友人の息子さんの結婚式に招待されていますので、披露宴会場に向かいます。私にとって久しぶりの明るいニュースです