博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

H27.6月定例会行政報告その11

2015-06-26 17:52:35 | 日記

昨日の続きです。

 

〇避難指示区域への立ち入りについて、ご報告いたします。 

 5月22日現在、浪江町通行証10,166件、浪江町臨時通行証829件、公益立入り通行証1,034件を発行しております。

 また、5月8日、9日に行われましたバス立入りにつきましては、47世帯56名から申込みがあり、44世帯57名の方が立入りをいたしました。

 

○教育行政について、ご報告いたします。 

 小中学校の児童生徒につきましては、3月13日には浪江中学校の卒業式が、3月23日には浪江小学校、津島小学校合同による卒業式が行われました。卒業生は、浪江中学校が11名、浪江小学校が5名、津島小学校が1名であります。浪江中学校卒業生の主な進学先は、福島工業高校、福島北高校、安達高校、本宮高校、小高工業高校、ふたば未来学園高校などでした。

 4月6日には、午前中に津島小学校、午後には浪江中学校の入学式が行われ、津島小学校で1名、浪江中学校では4名の新入生を迎えました。

平成27年5月1日現在の浪江町全体の小・中学生の状況でありますが、再開している小学校児童数は14名、中学校生徒数は22名で、全体で36名です。

また、県内で区域外就学している児童生徒数は860名、県外で就学している児童生徒数は512名です。

 5月16日には、浪江小学校・津島小学校合同による運動会が下川崎の学校で行われました。早朝からの降雨により一部は体育館での運動会となりましたが、雨があがってからは校庭へ移動して、様々な趣向を楽しみながら、人々との温かな結びつきを実感する楽しい運動会を盛大に行うことができました。

 次に、心のケア相談員の配置状況についてご報告いたします。子どもたちや家族の、心のケア相談業務を行うため、2名のスクール・カウンセラーを、浪江小・中学校に配置しております。

また、教育分野に関する知識に加え、社会福祉等の専門的知識や技術を有するスクール・ソーシャルワーカーにつきましては、昨年度末より不在となっておりましたが、4月の中旬より新たに1名を配置し、相談業務に当たっております。

 次に、生涯学習関連事業では、5月23日に二本松市日山パークゴルフ場において、町長杯パークゴルフ大会を開催したところ、県内外の避難先から町民81名が参加され、盛大に実施することができました。パークゴルフを通して、健康の増進と元気を取り戻していただくのが目的でありますが、参加者の皆様は再会を喜びながらプレーを楽しんでおられました。

 

○子育て世帯臨時特例給付金について、ご報告いたします。 

今年度も昨年度と同様に子育て世帯臨時特例給付金が支給されることになり、平成27年6月分の児童手当を受給される方を対象に申請書を発送いたしました。申請期間は、6月1日から8月31日までとなり、支給は10月上旬を予定しております。

 

以上、3月定例会以降、現在までの取り組みについて報告いたしました。

 

 

今日で「H27.6月定例会行政報告」は終わりとなります。

3月定例会閉会以降に開催された第2回臨時会と6月定例会の内容ををまとめた「博文通信」の原稿が今日完成し、印刷を業者にお願いしました。

来週末には出来上がると言われましたので、印刷した「博文通信」が届きましたらブログでお知らせします。

それまで更新はお休みします。


H27.6月定例会行政報告その10

2015-06-25 18:46:57 | 日記

昨日の続きです。

 

〇避難行動要支援者名簿の登録申請書の回収状況について、ご報告いたします。 

この名簿は災害緊急時等に、自ら避難することが困難な方も円滑かつ迅速な避難を行えるよう、支援を要する理由、避難支援者情報等を把握するとともに、緊急時に避難の支援、安否の確認を行う事を主な目的としております。ただし、本町では住民の避難生活が続いていることから、避難先の関係機関などとも連携を図るため、全世帯を対象に名簿への登録をお願いしております。

送付世帯数は9,368件で、5月末時点での回収数は1,812件であり、回収率は19.3%であります。

 

〇応急仮設住宅について、ご報告いたします。 

5月末日現在、仮設住宅は、建設戸数2,893戸に対して、入居戸数が1,942戸、入居者数は3,558名、入居率は67.1%となっております。

借上げ住宅の状況につきましては、会津地方が87戸201名、中通りが1,666戸3,494名、浜通り1,133戸2,094名、合計2,886戸5,789名となっております。

また、5月15日より、住宅再建や復興公営住宅に入居された町民の方を対象とした、桑折駅前仮設住宅のエアコン、カーテン、照明器具等の無償引渡しの申込み受付けを行い、5月29日締切り日時点で、97件の申込みがありました。引渡しは、取外し完了後、順次、行っております。

 

〇町民交流事業について、ご報告いたします。 

3月14日、安達文化ホールを会場に、仮設・借り上げ住宅自治会を中心とした実行委員会の主催により「3.11復興のつどい」を開催し、各自治会活動発表、浪江町芸能祭、タブレット講習会などを行いました。

今回は、静岡県御殿場市、国立大学法人弘前大学等の団体からも支援・協力を受け、復興のつどいを大いに盛り上げていただきました。

 次に、復興支援員についてですが、今年度も1府9県に26名を配置し、全国に避難している町民への訪問活動を中心とした、町民一人ひとりに寄り添った繊細な支援を行っていきます。

 また、5月23日には、福島市内に町民交流施設、あつまっぺ交流館をオープンしました。

さらに、新たな借上げ住宅自治会「浪江ネットワークひたちなか・東海」が立ち上がり、避難先である茨城県ひたちなか市と東海村でのコミュニティの維持に努めていただいております。

 

 

今日は、ここまで


H27.6月定例会行政報告その9

2015-06-24 19:05:13 | 日記

昨日の続きです。

 

 

〇海岸災害復旧工事について、ご報告いたします。 

 

6月3日に、福島県事業ではございますが、浪江町海岸災害復旧工事の安全祈願祭と着工式が棚塩地区で執り行われました。この工事は、東日本大震災の津波によって被災を受けた、棚塩地区から中浜地区までの延長約2.5kmにわたる海岸堤防等の復旧工事で、堤防の高さを6.2mから7.2mにまでかさあげすることで、帰還する住民の方の安心が高まり、津波被災地区の新たな復興の姿が見えてくるものと期待しております。

 

 

 

〇放射線健康管理について、平成26年度に実施した内部被ばく・外部被ばく測定、及び甲状腺検査の状況について、ご報告いたします。 

 

まず、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査についてですが、検査は、町、県、協力医療機関などで実施しております。平成26年度の受診者数は、5,212名で、預託実行線量が1ミリシーベルト以上の方はおりませんでした。

 

次に、外部被ばく測定についてですが、町民全員配布しているバッジ式線量計で実施しており、測定の結果、積算線量が1ミリシーベルト以上の方は467名おりました。

 

これらの方については、関係機関の協力を得ながら、不安の解消や今後の施策につなげるためデータの分析等を今後、実施する予定となっております。

 

 次に、甲状腺検査についてですが、福島県による県民健康調査において受診された方が2,058名、町独自の事業で仮設津島診療所や、全日本民主医療機関連合会と提携している医療機関等において受診された方が95名、合計で2,153名でした。うちA1判定855名・A2判定1,163名・B判定27名・C判定5名となっております。

 

 今後とも、町民に配慮した手法で事業実施に努め、町民の健康管理に万全を期したいと考えております。

 

 

 

〇災害弔慰金について、ご報告いたします。 

 

災害関連死に関する弔慰金につきましては、現在、双葉地方災害弔慰金審査委員会において、関連死の可否について審査をお願いしているところでありまして、5月末現在、申出受理件数が434件、うち審査済み件数が412件、うち認定件数が363件、支払済み件数が360件であります。

 

今日は、ここまで

 


H27.6月定例会行政報告その8

2015-06-23 18:49:05 | 日記

昨日の続きです。

 

 

〇津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。 

 

津波被災者の生活再建のため、防災集団移転促進事業により、移転促進区域内の宅地等の買い取りを進めておりますが、現在まで、契約手続き中を含め、約420件、面積にして約73%の契約となっております。また、議会の議決が必要となる5千平方メートル以上の契約につきましては、38件の契約となっております。

 

移転先住宅団地の整備につきましては、3月に実施した「移転確定調査」に基づき、幾世橋地区に23戸、請戸地区に42戸の移転先団地を整備するため、調査・測量等を実施したところであります。今後、埋蔵文化財の調査、団地造成工事の実施設計等を行うこととしております。

 

次に、町営大平山霊園につきましては、3月に工事が竣工し、移転希望者により、墓石の建立が行われているところであります。

 

次に、浜街道西側の農地で実施を検討しております太陽光発電事業につきましては、3月に事業予定者による電力会社への接続検討依頼を済ませ、事業の詳細検討を行っているところであります。

 

 

 

〇町道災害復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

 

平成26年度末までに、平成25年度に災害査定を受けていた4箇所と、平成26年度に災害査定を受けた8箇所のうちの1箇所について、復旧工事が完了しました。

 

 本年度は、酒井橋と小野田橋の橋梁災害2箇所、町道寺内川原線ほか4箇所の工事発注と、請戸・棚塩地区の3路線についての災害査定を受ける準備をしております。

 

 

 

〇農業用施設等の災害復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

 

 本年度、南棚塩地区の農地と、ため池2箇所、用水路2箇所の災害査定を受けるために準備を進めております。

 

高瀬地区農業集落排水事業は、平成26年度末に、排水処理場の復旧事業が完了しました。

 

本年度は、排水管渠復旧工事を5月29日に入札したところでございます。

 

 

 

〇水道施設の災害復旧事業の進捗状況について、ご報告いたします。 

 

平成26年度末に、小野田水管橋の復旧工事が完了しました。現在、配水管は4割まで復旧しています。

 

今後は、一日も早い全体復旧に向けて鋭意取り組む所存であります。

 

今日は、ここまで

 

 

 


H27.6月定例会行政報告その7

2015-06-22 18:36:22 | 日記

一昨日の続きです。

 

〇災害廃棄物処理等の進捗状況についてご報告いたします 

 棚塩地区・請戸地区に設置の災害廃棄物仮置場造成工事の進捗状況でございますが、棚塩地区については、3ブロック全てにおいて造成工事が完了し、「家庭で発生する片づけごみ」の仮置場として使用しております。また、請戸地区についても、7ブロックが完了しており、6月1日より新たに3ブロックの造成工事が始まり、「建物解体廃棄物、自然木・廃材、布類、廃プラ、漁網、被災車両等」の仮置場として使用することとなります。

 次に、仮設焼却施設整備の進捗状況でございますが、棚塩地区に建設され、5月25日に火入れ式を行い、6月には性能検査を兼ねた試験運転、7月からは本格稼働を行う予定で進めております。1日に300トンの可燃物の処理が可能で総計16万3千トンの処理を予定しております。

 次に、津波被災地の災害廃棄物の選別、収集、運搬業務の進捗状況でございますが、棚塩・請戸地区の農地部分を引き続き行い、本年度は宅地部分の収集運搬業務を開始いたしました。これらは請戸地区の仮置場に選別・搬入されます。この業務は、平成27年度で完了する予定となっております。

 次に、被災家屋の解体・撤去の進捗状況でございますが、今年度第1回目の発注の70件については、6月17日に業者が決定し、11月末の完了に向け解体工事を行う予定でございます。

 次に、「環境省による被災家屋の解体申請の受付け状況について」でございますが、平成26年度は受付済件数が607件、棟数で2,391棟となっております。平成27年4月の実績は43件149棟となっております。

 次に、現在、帰還困難区域を除く地域において、ゴミステーションに出されている一般家庭からの可燃及び不燃の片付けごみを回収しており、粗大ごみ・廃家電につきましては、5月よりコールセンター方式で受付を行い、個別回収が始まっております。

 

今日は、ここまで