博文(ひろぶみ)通信

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H27.12月定例会行政報告その10

2015-12-26 17:25:02 | 日記

今日で12月定例会開会冒頭、町長から行われました行政報告は終了となります。

 

○次に、生涯学習関連について、ご報告いたします。 

第9回市町村対抗軟式野球大会が福島市で開催され、浪江町チームは9月13日の第4試合でいわき市と対戦しましたが、残念ながら0対1で惜敗しました。

また、第2回市町村対抗ソフトボール大会が相馬市で開催され、浪江町チームは10月17日の第3試合で二本松市と対戦しましたが、残念ながら0対5での敗退となりました。

どちらの試合にも応援席には町民が多数駆け付けて、ふるさとへの熱い思いを胸に声援を送り、試合後は全力を出し尽くした選手たちの健闘を讃えておりました。

次に、第27回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会が11月15日に行われました。避難により選手選考が苦しい状況ではありましたが、年3回の合宿を実施するなどし、大会に臨んだ結果、総合26位、町の部9位入賞という成績となりました。また、第14区においては県立福島西高等学校3年の山本幸輝(こうき)君が町の部で区間賞をとりました。

その他にも、10月10日には町長杯パークゴルフ大会、15日には町長杯ゲートボール大会、21日には町長杯グランドゴルフ大会、31日には町長杯家庭婦人バレーボール大会を開催し、スポーツを愛好する町民が避難先から多数参加し、久しぶりの再会に親交を深めあっておりました。

 

○次に、子育て支援関連について、ご報告いたします。 

「なかよく・みんな・えがおで」をテーマに、子どもたちの写真を募集して優れた作品を表彰する、「第5回こどもの笑顔フォトコンテスト」授賞作品の表彰式を10月16日に行いました。

このコンテストは東日本大震災以後中断しておりましたが、5年ぶりに再開したところ全108点の応募があり、審査会において優秀作品16点を選定し、その結果を町ホームページなどで広く紹介いたしました。表彰式には多数の子どもとその保護者が集まり、子どもたちの笑顔と家族の優しい表情が溢れる中で、一人一人に賞状と記念品を贈呈いたしました。

 

○次に、文化財、郷土芸能関連について、ご報告いたします。 

今年度第1回目の浪江町文化財調査委員会を11月11日に開催いたしました。東日本大震災後しばらく中断していたものが昨年度末に再開し、以来、浪江町内での文化財被災状況調査などを実施しております。委員会では、浪江町帰還後の環境整備として民俗芸能の練習場所や文化財等の保管場所の確保の必要性などが確認されました。 

以上、9月定例会以降、現在までの取り組みについて報告いたしました。

 

 

今日の更新が、今年最後になります。

1年間、私のブログにご訪問いただきありがとうございました。また、多数の忌憚のない貴重なコメントを寄せていただいたことに感謝申し上げます。

それでは、「よいお年をお迎えください」。


H27.12月定例会行政報告その9

2015-12-25 16:56:13 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、災害関連死について、ご報告いたします。 

災害関連死につきましては、現在、双葉地方災害弔慰金審査委員会において、関連死の可否について審査をお願いしているところでありまして、11月27日現在、申出受理件数が460件、うち審査済件数が432件、うち認定件数が377件であります。

 

○次に、町民交流事業について、ご報告いたします。 

県内においては、9月25日に日赤福島支部の支援を受け、石川町の母畑温泉「八幡屋」で交流会を開催し、120名の方が参加されました。

県外においては、10月20日に成田市で、10月31日には、千葉市と東京都で交流会を開催いたしました。

それぞれの交流会では、現在の町の復旧・復興状況を報告した後、参加された町民の方々と懇談してきたところであります。

 

○次に、応急仮設住宅の入居状況について、ご報告いたします。 

11月末日現在、建設戸数2,763戸に対して入居戸数が1,755戸、入居人数は3,187人、入居率は63.5%となっております。

県内の特例借上げ住宅の状況につきましては、会津地方が、70戸166人、中通り地方が1,425戸2,937人、浜通り地方が1,010戸1,802人、合計2,505戸4,905人となっております。

また、11月4日より、住宅再建や復興公営住宅に入居された町民の方を対象とし、桑折駅前仮設住宅のエアコン、カーテン、照明器具等の無償引渡しの申込み受付けを行いましたが、60件の申込みがあり、年内中に引渡しを行う予定であります。

 

○次に、避難指示区域への立ち入りについて、ご報告いたします。 

11月末日現在、浪江町通行証11,188件、浪江町臨時通行証4,006件、公益立入り通行証3,221件を発行しております。

 

続きまして、教育行政について、ご報告いたします。 

○最初に、学校教育関連について、ご報告いたします。 

避難先で5回目の開催となる浪江中学校文化祭「秋桜祭」(こすもすさい)が10月24日に浪江中学校体育館で開催されました。生徒の手によるビッグアートが掲げられた体育館では、総合学習や英語弁論、人権発表などのステージ発表や全校生徒による空手道演技、よさこい演舞、さらには日本赤十字社の支援によるコンサートなどが行われました。生徒数が年ごとに減少する中で、生徒達と教職員とが知恵を出して工夫を凝らした内容は豊かで、浪江中学校での学びが充実したものであることを物語る文化祭となりました。

 

 

行政報告も明日が最後です。それでは


H27.12月定例会行政報告その8

2015-12-24 16:35:51 | 日記

昨日の続きです。

 

○次に、総合健診について、ご報告いたします。 

 9月18日より南相馬市の万葉ふれあいセンターを皮切りに、県内9地区において11月21までの20日間にわたり総合健診を実施し、3,561人の方が受診されました。

 

○次に、町及び県で行っておりますホールボディカウンターによる内部被ばく検査について、ご報告いたします。 

11月末現在、延べ28,484名の方が検査を受けられており、検査された方全員が、預託実効線量1mSv(1ミリシーベルト)未満となっております。

 

○次に、甲状せん検査について、ご報告いたします。 

11月末現在、町及び県を合わせ、延べ7,602名の方が検査を受けられており、うち、延べ861名の方が県外で検査を受けられております。

今後とも、内部被ばく検査および甲状せん検査の受診機会拡充のため、広報誌・HP・タブレット等により情報を発信してまいります。

 

○次に、仮設津島診療所建設事業について、ご報告いたします。 

二本松市内の石倉地区復興公営住宅建設に併せ、整備を予定しており、10月1日に基本実施設計委託業務を発注したところであります。今後、町外コミュニティに必要な生活サービス施設として、整備を進めてまいります。

 

○次に、浪江診療所(仮称)建設事業について、ご報告いたします。 

浪江町内の役場本庁舎敷地内に建設を予定しており、10月28日に基本実施設計委託業務を発注したところであります。今後、避難指示解除後に必要な生活サービス施設として、整備を進めてまいります。

 

 

 

*医療スタッフの不足がさけばれる中、一自治体が二診療所を運営することに違和感を覚えます。両診療所とも29年2月開所予定となっています。仮設津島診療所計画は白紙に戻し、二本松市内の医療機関と連携強化を図るべきだと考えます。浪江町内の医療施設の充実が最優先課題ではないでしょうか。

また、帰町する多くの方は高齢者が想定されますが、町の福祉サービス計画では、既存施設を利用し、ディサービスのみとなっています。通所施設のみではなく入所施設も当然必要と考えます。

       
これらについては、以前から全員協議会や委員会で意見を申し上げているのですが・・・。 

      

○次に、浪江町敬老祝金と100歳賀寿表彰について、ご報告いたします。 

80歳から84歳の方、921名、85歳から89歳の方、692名、90歳以上の方、363名、合計1,976名の方に対して、敬老祝い金を支給いたしました。

また、満100歳を迎えられました2名の方に対しても、賞状とお祝い金を支給しております。厳しい避難生活が続きますが、皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。

 

 

 

今日は、ここまで

 


H27.12月定例会行政報告その7

2015-12-23 11:05:12 | 日記

昨日の続きです。

 

〇次に、賠償支援の取り組みについて、ご報告いたします。  

 町では、高齢者の賠償支援の取り組みとして、586件の75歳以上の単身等世帯の賠償請求支援事業を進めております。9月には支援についての意向調査を行い、現在までに約69%の町民からご返送をいただき、その内252件で支援を希望するとの回答をいただいたところであります。

今後は、訪問による支援を進めていき、未返送者の方へは電話等により改めて意向把握に努めてまいります。

また、浪江町ADR集団申立てについて、でございますが、これまでの取り組み経過などを改めて町民の皆さまにご説明するための説明会を、県内5ヶ所、県外2ヶ所で開催を予定しております。 

町といたしましては、東京電力やADRセンターの対応を注視し、その動きを見極めつつ、説明会での町民の方々からのご意見を基に今後の行動について検討してまいります。

 

○次に、浪江町内の除染にかかわる仮置場の確保状況について、ご報告いたします。 

 今年度施工開始される「浪江町除染等工事(その4)」の対象となる「田尻行政区」の仮置場の契約が完了いたしました。今後は仮置場の造成に入ることとなりますが、除染作業につきましては行政区の皆様への除染の説明が終了次第、行っていくこととなります。

 また、先に確保となりました行政区につきましては、既に仮置場の造成に入っており、主に住宅や大型施設等を中心に除染作業を行っているところであります。

 未だ仮置場が確保されていない行政区につきましても引き続き仮置場の確保に向け、行政区と相談しながら進めてまいります。

 今後とも、住民の皆様へ丁寧な説明をし、「仮置場の確保」及び「除染作業」へのご理解、ご協力をお願いしてまいります。

 

○次に、津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。 

津波被災者の生活再建のため、防災集団移転促進事業により、移転促進区域内の宅地等の買い取りを進めておりますが、現在まで、契約手続き中を含め、約470件、面積にして約78%の契約となっております。また、議会の議決が必要となる5千平方メートル以上の契約につきましては、43件の契約となっております。

移転先住宅団地の整備につきましては、幾世橋地区に23戸、請戸地区に42戸を整備する計画であり、現在、両地区とも敷地造成のための実施設計等を行っているところであります。

町営大平山霊園につきましては、移転希望者による移転が進んでおり、現在、約200基の墓石が建立されております。また、先月末には、墓地内に公衆トイレが完成したところであります。

 

○次に、町民の健康管理等について、ご報告いたします。 

 震災後、避難生活の長期化に伴い、運動量の減少、食習慣の変化、精神的ストレス、睡眠障害等により、生活習慣病が増加しております。 引き続き、適度な運動、規則正しい食生活などの健康指導や啓発活動により、町民の健康維持及び増進に努めてまいります。

 

 

今日は、ここまで


H27.12月定例会行政報告その6

2015-12-22 18:58:53 | 日記

昨日の続きです。

 

〇次に、観光、産品振興について、ご報告いたします。 

10月3日に福島市で開催された、「陸上自衛隊福島駐屯地創立62周年記念行事」、10月10日に楢葉町で開催された「ふたばワールド2015」、10月17日に東京都で開催された「まるごと福島フェア」、11月3日に岡山県赤磐市で開催された「あかいわ祭り」、11月21・22日に千葉県成田市で開催された「成田市産業まつり」の各イベントに、「大堀相馬焼」や「なみえ焼そば」などの町内出展者とともに参加し、被災地域の現状を伝えるとともに、浪江のふるさと産品の販売およびPRを実施いたしました。

このような、ふるさとを感じることができる機会を創出する産品の振興について、今後とも引き続き力を入れてまいります。

 

〇次に、復興組合の設立について、ご報告いたします。

 除染後の農地を地域で保全していくための復興組合については、前回から新たに、苅宿地区、幾世橋地区、加倉地区で組合が設立され、11月末までに、累計で14行政区9組合が設立されたところです。さらには、本年度中の組合設立のために樋渡・牛渡地区、川添地区においても準備が進められているところです。今後も農地の除染が実施される地区においては、復興組合の設立を支援してまいります。

 

〇次に、浪江産の米販売について、ご報告いたします。 

 本年度、酒田地区において販売を目的として栽培されていた米について、去る10月13日に稲刈りをいたしました。その後、実施した玄米の全量全袋検査において、基準値以内との結果であり、測定下限値未満の198袋を、「東京大学消費生活協同組合」及び「麺の旭屋」などの協力のもと、11月下旬より震災後初めての販売をしております。これにより、今後の営農再開に向け弾みが出てくるものと期待しております。

 

〇次に、浪江町花卉(かき)研究会について、ご報告いたします。 

7月13日に設立された「浪江町花卉研究会」につきましては、これまでに5回の検討会と早稲田大学や仙台白百合大学の学生の参加を得て、就農体験や若者との意見交換会を実施してきました。今後も花卉産地としての「花のまち」の実現を目指し、視察結果や若者の意見を参考に、研究会において検討を重ね、農業経営計画の策定を進めてまいります。

 

〇次に、町外からの汚染牧草搬入について、ご報告いたします。 

 宮城県白石市からの汚染牧草の搬入につきましては、国・県の指導方針に反し、当町に事前の連絡もせずに行政機関が自ら搬入したことについて、11月20日に白石市に対して抗議文を提出いたしました。

今回のような例を黙認すれば、他の自治体からも同様に汚染廃棄物が搬入され、廃棄物の集積場所となり浪江町民の帰還意識の低下につながるため厳重に抗議をしたものであります。

 

 

今日は、ここまで