博文(ひろぶみ)通信

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H28.12月定例会行政報告 その2

2016-12-11 08:08:29 | 日記

おはようございます。

昨日の続きです。


〇11月22日に発生した地震及び津波について、ご報告いたします。 

 午前5時59分に福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震により、浪江町においては震度5弱、午前6時2分には津波警報が発令となりました。

 地震発生時は3.11を思い出してしまうような揺れに襲われ、地震に伴う津波被害、また、原子力発電所事故などを心配いたしました。

実際に、福島第二原子力発電所の使用済燃料プールの冷却が一時停止しましたが、幸いにもすぐに再起動が図られ、冷却が継続されました。東京電力に対しては、引き続きこうしたリスクに対する対策と迅速な対応を求めてまいります。

 また、地震発生から約20分後には担当職員が本庁舎に到着し、以降、職員が順次参集し情報収集等の対応にあたりました。災害において初動は非常に重要であり、引き続き、訓練などを通して適切な初動対応がとれるよう図ってまいります。なお、本地震による町内での被害については、現在まで確認されておりません。

 

〇浪江町内の防犯体制について、ご報告いたします。 

町民の皆さまの財産を守るために、防犯カメラの設置やパトロール強化をしております。また、警察、消防、除染事業者、見守り隊、消防団、警備会社、行政区長会などを構成員とする浪江町防犯防火対策連絡協議会において、防犯対策について話し合いを行っており、10月には準備宿泊に対する情報共有を図るとともに、お互いの活動報告をするなど有意義な会議となりました。引き続き回を重ね、町民の安心・安全のため更なる連携強化を図ってまいります。

なお、10月までの刑法犯認知件数は22件であり、昨年比では9件の増となっております。

 

〇消防団活動について、ご報告いたします。 

10月9日に、消防団秋季検閲式を震災後初めて浪江町内の地域スポーツセンターで実施しました。103名の消防団員が出動し、消防団活動に対する表彰及び閲団、分列行進を行いました。

 震災後に初めてとなる町内での検閲式では、消防団員一人ひとりから自分たちの地域は自分たちで守るという、消防意識の高さを改めて感じたところであります。

 団員各位においては、自らも被災し全国に分散避難しているなか、献身的に町内でパトロールを実施していただいているところでもあり、心より敬意を表するものでございます。

現在、帰町後の消防団体制や活動内容について検討を進めております。今後、地域を守る消防団はますます重要性を増すものと思っており、帰町する町民の皆さまを安心して迎えられるよう、町としても消防団活動を支援してまいります。

 

〇地域防災計画の改訂状況について、ご報告いたします。 

帰町後の町民の皆さまの安全・安心のため、昨年度より地域防災計画の改訂作業に着手してまいりました。素案として取りまとめた計画に対し、11月からパブリックコメントや関係機関等に照会をかけており、いただいたご意見を参考に計画をより良いものにしてまいります。

 また、10月17日には、改訂している計画及びマニュアルを基に防災訓練を実施しており、訓練により洗い出された課題や問題点などを踏まえ、計画をより実効性のあるものにしてまいります。



今日はここまで。