博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

解除容認

2017-02-27 14:23:57 | 日記

今日は馬場町長出席の下、全員協議会が開催されました。案件は、避難指示解除について。

町長から、帰還困難区域を除く区域を3月31日に解除するという国の提案に対し、容認すると報告がありました。自分なりに町長からの容認の理由を要約すると、『住民懇談会でのアンケートで、「30.3%の町民がすぐに、あるいはいずれ戻りたい」、また、「21.3%が避難先と浪江町の二重生活を考えている」との答えがあった。つまり、半数以上が何らかの形で浪江町に足を運びたいとの意思を持っている。これは、「ふるさと浪江をなくしてはならない」との声であると受け止めた。さらに、幾多の要望活動の集大成ともいえる「避難指示解除に向けた必要施策に関する要望書」を1月12日、原子力災害対策本部長あてに提出し、2月11日のこの要望に対する回答が示され、今後の浪江町の復興に国・県が最大限支援することを約束した「浪江町の復興に向けたフォローアップの枠組み」(高木プラン)が提示された。この高木プランが履行されるよう、国・県・町の間で合意文書取り交わすことになった。こうした経緯を受けて、今のタイミングで「まちのこし」のためには、解除時期を先延ばしにすることなく受け入れる判断に至った』。このような理由だと理解しました。

 

私は解除に関し、住民懇談会後「ブレ」が生じ、このブログで皆さんのお考えをコメントでお願いしました。とても参考にさせていただきました。と言いますのも、「やはり、解除すべき」と結論にいたるひとつの材料になったからです。

私の解除に関する議会での発言は、2月13日の全員協議会において、議員同士の意見交換で「賛成の立場」で発言し、16日の全協では、国からの3月31日解除の再提案に対し、いの一番に「賛成」と明言。なお、この発言内容については後日お知らせします。

トップリーダーである馬場町長の今日の判断に対し、敬意を表したいと思います。

 

*コメントで除染に関するご質問がありました。環境省の資料からですが、「6月末までに同意いただいた宅地除染は8月までに終了し、11月までに同意いただいた宅地(未同意等を除く)については、3月末までに終了予定です。10月末時点での除染の進捗率は、宅地・森林は約9割超、農地・道路は約9割の状況です。10月末までに同意いただいた農地等は、3月末までに終了予定です」。また、事業の財源内訳で、町負担はありませんとの表記についてご意見をいただきました。当然、国からの全額補助金による事業は、国民の皆さんの税金からいただくことになります。費用対効果の観点から議論しているつもりです。あくまで財源内訳を表記したものとご理解いただきたいと思います。なお、今回は特別コメントにお答えさせていただきました(通常は誤解を招きかねないので文章でのお答えは遠慮させていただいています)。

 

今回もコメントされる方は、荒れるような表現などはお控えください。よろしくお願いいたします。