先日の桜花賞をリバティアイランドが圧勝して、次のオークスにも出走すれば、二冠達成は確実と言われています。オークス・トライアルのこのレース、はたしてこのリバティアイランドに対抗できる馬がいるのか思いながら眺めてみると、なかなかそれは難しい感じがしますが、ことレースの勝負だけに興味を絞れば、なかなかの好メンバーが集まり、予想しがいのあるレースだと思います。
サンスポ賞フローラS【2023年4月23日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
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戦ってきた相手関係からは、クイーンCでハーパー、ドゥアイズら桜花賞の上位と好勝負を演じ、4着だったイングランドアイズ。エルフィンSで、2着コナコースト、3着シングザットソングに続いて4着だったクイーンズオブソウルのほか、出世レースのあすなろ賞で3着のアウフヘーベン、歴代のフローラS上位馬のステップとしては過去10年で最多のフラワーCで4着のゴールデンハインド……あたりが人気を集めそうですが、未勝利勝ちしたばかりの馬にも、けっこう末脚が鋭いのがいます。
まずは、2月の中山芝2000未勝利戦で経験馬を軽くひねったドゥムーラン。全体時計の2分03秒4は全然速くないですが、ほぼ最後方から進んで上がり脚34.2でまくり上げたレースは圧巻でした。坂を上がってからが特に鋭く、これは一線級とやっても好勝負できそうな印象です。もう一頭、3月の中京芝2000未勝利戦で、やはり経験馬相手に段違いの決め手を使ったブライトジュエリーも有望で、全体時計を考えると、むしろこちらの方が上を行くかも知れません。両レースの最後の4ハロンの時計を比べてみると、以下のとおりです。
・ドゥムーラン 2/25中山2000良 2分03秒4 34.2 12.6-12.0-11.5-12.0
・ブライトジュエリー 3/11中京2000良 2分01秒3 34.6 11.9-12.1-12.0-12.0
これを距離や馬場がちがいますが、イングランドアイズらの前走時計と比べてみると、
・イングランドアイズ 2/11東京1600稍 1分33秒2 34.3 11.8-11.3-11.6-12.2
・クイーンズオブソウル 3/12中山1600良 1分34秒0 34.4 12.1-11.9-11.2-12.0
・アウフヘーベン 2/12小倉2000稍 2分00秒9 35.0 12.0-11.9-11.9-11.8
・ゴールデンハインド 2/26中山1800良 1分50秒5 35.6 12.1-12.2-11.5-12.0
ゴールデンハインドは前走フラワーCが不良馬場だったので、ひとつ前、2月のデイジー賞でエミューの2着だったときの時計にしてあります。
比較すると、イングランドアイズが一番強そうな印象です。前走はマイル戦でしたが、新馬戦は2000づかいでしたから、距離不安もないでしょうし、そのとき負かした相手が桜花賞4着のハーパーですから(次走クイーンCではリベンジされましたが)。ただ、相手としては、クイーンズオブソウルら、これまで一線級と戦ってそれなりの実績を上げてきた馬よりも、ブライトジュエリーやドゥムーランら、未勝利戦を勝ち上がった1戦馬の方が魅力的で、ここでも十分やれる能力があると見ています。
ここ4年は1番人気の馬が勝つどころか、3着以内にも入れず、惨敗するケースも目立ちます。かりにイングランドアイズが1番人気に推されたとして、はたして勝ち切れるのか。一昨日の皐月賞のソールオリエンスのように外から強襲してくる馬、そんな「芸当」ができる馬を狙ってみたいと思っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。今日もまた一日がんばりましょう。