先月、一連の桜花賞のトライアル戦が終わり、以下の上位馬たちが優先出走権を得ました。
〇3/ 4 チューリップ賞:①モズメイメイ ②コナコースト ③ペリファーニア (④ルミノメテオール)
〇3/12 フィリーズレヴュー:①シングザットソング ②ムーンプローヴ ③ジューンオレンジ
〇3/12 アネモネS:①トーセンローリエ ②コンクシェル
すでにお気づきの方も多いと思いますが、コナコーストとシングザットソングの前走は同じエルフィンSだったので、結果的にエルフィンSはけっこうレベルの高い一戦だった可能性があります。逃げたユリーシャが押し切ったレースでしたが、上位馬は以下のとおりです。
〇2/ 4 エルフィンS:①ユリーシャ ②コナコースト ③シングザットソング ④クイーンオブソウル
4着だったクイーンオブソウルも次走アネモネSで3着に好走しました。こうなると、勝ったユリーシャはどの程度強いのかという話になりますが、同馬は一走前のつわぶき賞では、意外なことに、5着に敗れています。このレースの上位馬は以下のとおりです。
〇12/10 つわぶき賞:①ルミノメテオール ②ダルエスサラーム ③モズメイメイ ④アリスヴェリテ ⑤ユリーシャ
とすると、勝ったルミノメテオールはけっこう強そうだという見立てになります。しかし、実際のところは、次走のチューリップ賞で、冒頭に( )で補ったように、モズメイメイに敗れて4着に終わり、優先出走権は獲れなかったわけです。本番で勝つためには、前走(トライアル)は勝たずに「品よく」負けた方がよいとすれば、4着で見限るわけにはいきませんが、これでルミノメテオールを中心馬として推せるかというと、そこはまだ留保したいところがあります。こうして予想は一巡してしまったわけです。このままだと、昨日のブログで過去の名牝に匹敵する強さには一歩及ばないなどとケチをつけましたが、大方の評論家がおっしゃるとおり、やはりリバティアイランドの一強という評価に落ち着いてしまいそうです。
上のトライアル戦の環とは別の路線から参戦してくる馬も見ておきましょう。まず、牡馬に混ざってシンザン記念を制したライトクオンタムです。もし、シンザン記念から桜花賞を獲るとなれば、あのアーモンドアイと同じです。ディープインパクト産駒の最終世代として最後の輝きを見せることになるのか。シンザン記念の過去の勝馬と時計を比べてみます。
日刊スポーツ賞シンザン記念【2021年1月10日中京11R】 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
<2023中京>ライトクオンタム 1分33秒7 34.6
<2022中京>マテンロウオリオン 1分34秒1 34.9
<2021中京>ピクシーナイト 1分33秒3 35.2
…………
<2018京都>アーモンドアイ 1分37秒1 34.4(稍重)
<2012京都>ジェンティルドンナ 1分34秒3 34.7
10年以上前のレースで、しかも競馬場が違いますが、あの名牝ジェンティルドンナを時計としては上回っているように見えます。リバティアイランドに対抗できるのはこの馬では、との期待を抱かせます。
あと、別路線組として、クイーンCを勝ったハーパーとフラワーCを勝ったエミューがいますが、これは明日に回します。
今日もお読みいただきありがとうございました。