土曜の東京メインはGⅡ青葉賞です。いよいよダービーかあという気分になります。今年も例年どおり皐月賞のレベルが高いと思うので、このレースでダービーの出走権を獲れても、本番で好走するイメージはあまりわかないのですが(去年はプラダリアが5着)、過去を調べてみますと、2017年アドミラブルが1番人気3着(青葉賞①)、2014年マイネルフロストが12番人気3着(同⑥)、2013年アポロソニックが8番人気3着(同②)、2012年フェノーメノが5番人気2着(同①)、2011年ウインバリアシオンが10番人気2着(同①)と、4年続いて3着以内に来ていた時期があって、人の記憶(というか自分の記憶)はあてにならないと改めて思います(そう言えば、ゼンノロブロイやシンボリクリスエスも青葉賞を勝って、ダービー2着から飛躍していった馬たちでした)このレースにも意外な「ダービーの穴馬」がいるかも知れません。
テレビ東京杯青葉賞【2023年4月29日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
テレビ東京杯青葉賞(ダービートライアル)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年4月29日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
しかし、ダービーのトライアル戦というのをとりあえずおいて、純粋に3歳馬の重賞として眺めると、レースとしては楽しみなメンバーがそろいました。主要馬の前走の時計を並べてみると、以下の通りです。末尾のラップはレースの残り1000mのもので、その馬のラップとは限りませんので。
・アームブランシュ 04/02中山 山吹賞③ 良 2分16秒5 34.0 12.5ー12.1ー11.7ー11.5ー11.5
・クレオメデス 02/25阪神 未勝利① 稍 2分03秒0 35.0 12.6ー12.3ー11.7ー11.4ー12.0
・サヴォーナ 04/01阪神 アザレア賞① 良 2分31秒6 33.5 12.7ー12.0ー11.3ー10.8ー11.6
・サトノトルネード 02/04東京 未勝利① 良 2分25秒9 34.9 12.2ー12.2ー11.4ー12.0ー12.0
・スキルヴィング 02/05東京 ゆりかもめ賞① 良 2分24秒8 34.0 12.3ー12.2ー11.6ー11.5ー12.1
・ティムール 03/18阪神 若葉S③ 稍 2分02秒9 34.0 12.5ー12.0ー11.5ー11.1ー11.6
・ハーツコンチェルト 同 ④ 稍 2分03秒0 34.2 〃
・ヒシタイカン 10/15東京 新馬① 良 2分02秒0 33.4 12.7ー12.3ー11.2ー11.3ー11.4
・メイテソーロ 03/11中山 1勝C① 良 2分00秒7 35.6 12.1ー11.9ー12.0ー11.6ー12.1
・ヨリマル 03/26中京 大寒桜賞① 不 2分21秒1 37.0 13.2ー13.3ー12.5ー11.9ー12.7
時計的に推せるのは、今回と同距離の2400mを勝っているスキルヴィングでしょう。去年青葉賞を勝ったプラダリアが2分24秒2の34秒2ですから、それと比べても遜色ありませんし、2月に出した時計ですから、スキルヴィングの方が上と評価してもいいくらいです。しかし、このスキルヴィングを新馬戦で負かしたのがヒシタイカンです(このレースの3着はニュージーランドTを勝ったエエヤンでした)。半年ぶりの出走となりますから、順調度でスキルヴィングに一歩譲るかたちとなりますが、前走はなかなか強い勝ち方でしたので、これは楽しみな一頭です。馬体重が10㌔以上増えていても成長分とみなしていいのではないでしょうか。あとはここまで堅実に来ているサヴォーナが一気に本格化して、二頭を凌駕するのでは、というシーンも想像します。
穴で期待したいのは、弥生賞でタスティエーラの4着だったアームブランシュと、京都2歳Sで1番人気に推されて6着に敗れ、今回が復帰戦となるグランヴィノス(上には載せませんでした)の2頭でしょうか。近年あまり荒れない(と私が勝手に思っている)青葉賞ですが、今年はやや混戦ムードが漂いますので、人気を下げている馬から穴馬が飛び出すかもしれません。
明日は天皇賞(春)の出走馬の調教情報を集約してみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今日は晴れていい陽気になりそうです。一日がんばりましょう。