春のGⅠシリーズの舞台が東京に戻ってきます。ダービーまで4週続くGⅠレースの口火は今度の日曜のNHKマイルCですが、これはかなり難解そうです。週の初めから「予習」をして、ある程度の目星がつけられればいいなと思いますが、最終的には宮田比呂志さん式の馬券術を駆使して予想しないと、まず当たらない気がしています(いつものことですが)。
NHKマイルカップ【2023年5月7日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
NHKマイルカップの過去10年データ、好走馬一覧(2023年5月7日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
まず、過去10年で3着以内に入った馬たちの前走とその着順(〇数字)を見ると、
・アーリントンC 6頭 ①⑪②②③①
・ニュージーランドT(NZT) 5頭 ②②③⑤⑦
・桜花賞 4頭 ⑮②⑤④
・皐月賞 4頭 ④⑧⑤⑮
・ファルコンS 3頭 ②②①
・毎日杯 2頭 ④②
となっていて、着順不問とはいいつつ、トライアルレースの上位馬たちとクラシックを経験した馬たちから絞っていく必要があると思います。今回のメンバーで言えば、
・アーリントンC:①オオバンブルマイ、②セッション、③ショーモン、④トウホウガレオン、⑦ナヴォーナ、⑪ユリーシャ
・NZT:①エエヤン、②ウンブライル、③シャンパンカラー、④モリアーナ、⑤ミシシッピテソーロ、⑦ドルチェモア
・ファルコンS:①タマモブラックタイ、②カルロヴェローチェ
・桜花賞:⑦シングザットソング
・皐月賞:⑱ダノンタッチダウン
合計で16頭。これではまだ何もしていないに等しいので、ここからどうやって絞り込むか。前走の時計・着順や、競馬場、馬場などを無視して、上がり3Fの時計で比べてみます。( )の数字は当該馬の過去の最速の上がり脚の時計です。
アーリントンC組 1600 雨・重 勝ち時計:1分33秒9
①オオバンブルマイ 34.6 (34.2 京王杯①)
②セッション 35.1 (34.4 若駒S③)
③ショーモン 35.4 (34.4 デイリー杯③)
④トウホウガレオン 34.6 (34.3 未勝利①)
⑦ナヴォーナ 34.8 (33.2 新馬①)
⑪ユリーシャ 37.3 (34.4 エルフィンS①)
ニュージーランドT組 1600 曇・稍 勝ち時計:1分33秒7
①エエヤン 36.0 (33.6 新馬③)
②ウンブライル 35.3 (33.5 もみじS①)
③シャンパンカラー 35.7 (33.4 新馬①)
④モリアーナ 35.6 (33.0 新馬①)
⑤ミシシッピテソーロ 35.4 (34.1 新馬①)
⑦ドルチェモア 36.6 (33.4 サウジアラビアRC①)
ファルコンS組 1400 曇・重 勝ち時計:1分22秒6
①タマモブラックタイ 35.5 (34.4 新潟2歳S⑨)
②カルロヴェローチェ 35.5 (34.2 白梅賞①)
GⅠ 桜花賞 1600 晴・良 勝ち時計:1分32秒1
⑦シングザットソング 34.7 (33.2 エルフィンS③)
GⅠ 皐月賞 2000 晴・重 勝ち時計:2分00秒6
⑱ダノンタッチダウン 42.2 (33.1 デイリー杯②)
条件や状況を度外視しているので、あまりに単純過ぎますが、一応上がり脚の持ち時計で絞ると、モリアーナ、ダノンタッチダウン、シングザットソング、ナヴォーナの4頭になります。
モリアーナを狙うというのは、意外にいい感じがします。33.0の上がり最高時計は6月の東京・新馬戦で出したものですが、東京競馬場では2戦して1・3着、札幌のコスモス賞では桜花賞で5着だったドゥアイズに勝っています。東京は日曜日雨かも知れませんが、泥んこ馬場ならいざ知らず、ここ2戦の内容から、稍重までなら十分やれそうです。母系のダイワメジャーも、このレースの血統に合っている感じがします。
とはいえ、一筋縄で収まらないのが今回のメンバーだと思います。明日は主要馬たちの時計をこのレースの歴代の上位馬たちと比べてみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。