夏のような暑さから一転して、今週は肌寒い日が続きそうです。更新が遅くなってしまいましたが、まず、昨日の狙いのレースの回顧から。
混戦に拍車をかける雨模様で波乱含みとなった3歳GⅠ、NHKマイルCは、9番人気(枠人気は最低の8番人気でした)のシャンパンカラーが勝って波乱となりました。実に息の長い末脚でした。京成杯の6着が主因だと思いますが、大きく人気を下げていた同馬でしたが、東京コースは2勝負けなしの「東京巧者」だったんですよね(ラジオで山本直アナウンサーが叫んでいましたが)。直線でダノンタッチダウンが最初に抜け出したときは、一瞬これは川田くんにしてやられたかと思いましたが、オオバンブルマイに、狙い馬のウンブライルまで差しが決まって、馬券は見事にはまって万歳でした(いやぁ、シャンパンカラー、切らないでよかった~)。配当は、三連複は27,690円でしたが、三連単は260,760円と、久しぶりの痛快ショットとなりました。この調子で次週(今週?)のヴィクトリアマイルも当たるといいのですが。
ちなみに、昨日は東京のNHKマイルCが258枠が枠人気ですべて5番人気以内で、最低人気の2枠から入ってうまくいきましたが、実は京都のメイン鞍馬Sも147枠がすべて枠人気5番人気以内でして、馬券はこちらも最低人気の1枠スノーテーラーから入って見事的中でした。この馬券術、何と名称をつけたらよいのかわかりませんが、われながらけっこう使えるとますます自信を深めています。正直あんまり人には教えたくないけど、今後も折に触れて取り上げていきたいと思います。枠人気を割り出せれば、実に機械的で単純な作戦で、あとは買えるかどうかだけが問題です(予想には常に「邪念」がつきまといますんで)。
さて、では次のGⅠヴィクトリアマイルの展望に行きます。去年はソダシが勝って今年も出走してきます。2冠馬スターズオンアースなど精鋭・強豪ぞろいですが、はたして連覇はなるのでしょうか。
ヴィクトリアマイル【2023年5月14日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
ヴィクトリアマイルの過去10年データ、好走馬一覧(2023年5月14日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
血統的にはディープインパクト産駒が圧倒的に強いレースですが、そんな中、過去にはクロフネ系がよい味を出していましたので(2019年①・20年③のノームコア=母父、2013年②のホエールキャプチャ、2009年②のブラボーデイジーなど ※〇数字は着順)、去年はソダシから入ってうまく馬券が獲れたのではなかったかと思います。桜花賞馬の同馬は、秋華賞10着以降、ダートを走ったりして方向が定まらず、人気を落としていましたから(4番人気)、これはますます狙い目と思った記憶があります。
今年のメンバーを眺めると、ソダシとスターズオンアースの二強に、高松宮記念2着のナムラクレアとその他の4歳勢(なかなか骨っぽいメンバーです)がどう挑むか、という構図に見えます。「二強+1」の強さは周知のとおりですので、今日は「その他」の4歳勢+αの力関係を検討してみたいと思います。過去10年の3着馬の前走で抜けて多いのが阪神牝馬Sですので、この組と、他経由の馬たちの持ち時計と上がり時計を比べてみるのがいいと思います(〇数字は着順。左が最新、右が自身最速時計です)。
・サウンドビバーチェ(4歳) 23阪神:阪牝・稍 ①1分33秒9 34.1 22阪神:チュ・良 ④1分33秒5 34.9
・サブライムアンセム(4歳) 23阪神:阪牝・稍 ②1分34秒1 34.1 22阪神:桜花・良 ⑨1分33秒1 33.7
・ルージュスティリア(4歳) 23阪神:阪牝・稍 ⑥1分34秒4 34.1 22阪神:2勝・良 ①1分32秒6 33.5
・アートハウス (4歳) 23中山:中牝・良 ④1分47秒0 34.7 ※マイル戦績なし
・スタニングローズ (4歳) 23中山:中記・良 ⑤1分47秒3 35.4 21新潟:新2・良 ⑤1分34秒3 32.9
・ナミュール (4歳) 23東京:東新・良 ②1分31秒8 34.0 ※左最速
・アンドヴァラナウト(5歳) 23阪神:阪牝・稍 ⑤1分34秒3 33.6 22阪神:阪牝・良 ②1分32秒9 34.2
・ディヴィーナ (5歳) 23阪神:阪牝・稍 ⑫1分35秒3 34.9 22東京:ヴィ・良 ⑪1分32秒9 33.6
・ステラリア (5歳) 23福島:福牝・良 ①1分47秒9 34.5 21東京:クィ・良 ⑥1分33秒6 34.1
・ソングライン (5歳) 23サウ:1351・良 ⑩ ―― 21東京:NH・良 ②1分31秒6 34.3
・ララクリスティーヌ(5歳) 23阪神:京牝・良 ①1分20秒4 33.5 22東京:キャ・良 ①1分32秒5 33.9
・イズジョーノキセキ(6歳) 23阪神:阪牝・稍 ⑫1分34秒8 34.7 21阪神:うず・良 ④1分33秒3 33.6
・クリノプレミアム (6歳) 23福島:福牝・良 ③1分47秒9 34.7 22中京:京金・良 ⑤1分33秒2 34.8
単純に時計だけで言えば、4歳ではナミュール、5歳以上ではソングラインが抜けています。両頭と「二強+1」の時計を比べると、
・ソダシ (5歳) 22阪神:マC・良 ③1分32秒8 33.8 21阪神:桜花・良 ①1分31秒1 33.8
・スターズオンアース(4歳) 23阪神:大阪・良 ②1分57秒4 34.4 22阪神:桜花・良 ①1分32秒9 33.5
・ナムラクレア (4歳) <略> 22阪神:桜花・良 ①1分33秒0 33.9
となりますので、距離実績からナムラクレアはおくとしても、「二強」と上の2頭、計4頭の中から軸馬を探すのが妥当なところだと思います。現段階でしいて穴馬を挙げるとすれば、去年の府中牝馬Sでソダシと対戦してアタマ差で勝ったイズジョーノキセキと0.2秒遅れたアンドヴァラナウトの二頭に目をつけています。あとはディープインパクト産駒の底力に期待して、ルージュスティリアあたりでしょうか。
本日もお読みいただきありがとうございました。連休明けが雨で気勢をそがれますが、今日も一日がんばりましょう。