GⅢの目黒記念が日本ダービーのあとというのは、すっかり定着した感もありますが、私が競馬をおぼえ始めた頃は確か2月に施行されていたレースで、調べて見ると、ダービーと同じ日に行われるようになったのは2006年からのことのようです。この年のダービー馬は、現在は調教師の石橋守が乗ったメイショウサムソン(皐月賞と二冠)ですから、けっこう時が流れました。
さて、ダービーデイの当日、どんな心境で目黒記念を迎えるのかわかりませんが、ダービーの負けを取り返そうなどとあまり熱くなっていないことを祈って(笑)、出走メンバーを眺めていこうと思います。
目黒記念【2023年5月28日東京12R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
目黒記念の過去10年データ、好走馬一覧(2023年5月28日東京12R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
いわずもがなの芝2500mのハンデ戦です。ハンデ戦では毎回思うのですが、この斤量設定が心憎いばかりで、いつも予想を戸惑わせます。まず、過去10年で3着以内に入った馬たちの斤量を調べると、以下のとおりです。
・58㌔ 2頭
・57.5㌔ 2頭
・57㌔ 2頭
・56㌔ 6頭
・56.5㌔ 2頭
・55㌔ 5頭
・54㌔ 9頭
・53㌔ 1頭
・52㌔ 1頭
GⅠクラスで好走する牡馬は58㌔とか59㌔とか、当然負担重量が重くなります。それでも何でも強い馬は勝つのでしょうが、上の一覧をふまえると、狙うべきは次位から中位ハンデの馬たちとなるでしょう。該当する馬を並べると、
〇56㌔:カントル、ゼッフィーロ、セファーラジエル、ダンディズム、バラジ、ライラック、レクセランス
〇55㌔:なし(*55.5㌔ならばサリエラ)
〇54㌔:フォワードアゲン、プリマヴィスタ、メイショウテンゲン
次に、同じく過去10年3着以内馬たちのべ30頭の前走のステップレースで多いものを順に並べてみましょう。
・メトロポリタンS 7頭
・日経賞 5頭
・大阪ハンブルクC 4頭
・新潟大賞典 2頭
・ダイヤモンドS 2頭
長距離戦ですから、血統もポイントです。同じく過去10年の30頭で父系の多いものを順に並べてみます。
・ディープインパクト 6頭
・キングカメハメハ 5頭
・ステイゴールド 4頭
・ハーツクライ 3頭
・ゴールドシップ 2頭
・サンデーサイレンス 2頭
最後に、「宮田式バイオリズム」のよい馬も並べてみます。数が多くて困りますが。
◎アリストテレス 4・6・0・11(※今回1着で5+6+0=11となり、等式成立。2・3着でも同様。以下略)
アーティット 4・1・4・2
ウィンエアフォルク 4・1・1・21
バラジ 4・3・3・5
プラダリア 2・2・2・3
ライラック 2・1・1・5
ラストドラフト 2・3・2・16
〇 コトブキテティス 4・3・4・16
サリエラ 3・1・0・4
ゼッフィーロ 4・3・2・0
ディアスティマ 5・2・3・5
ヒートオンビート 4・8・4・7
フォワードアゲン 4・4・1・18
プリマヴィスタ 4・0・1・26
メイショウテンゲン 2・3・2・18
モズベッロ 4・4・1・17
以上のデータをもとに、狙い馬を絞れば、前走メトロポリタンS組3着のゼッフィーロと6着のバラジあたりがいい感じです。牝馬では、前走日経賞4着のライラックと白富士Sを勝ったサリエラがいますが、56㌔と55.5㌔のハンデがどうなのか。牡馬なら2キロ増しの58㌔と57.5㌔に相当すると考えると、ちょっと躊躇してしまいます。
おそらく当日「宮田式馬券術」をフル活用して予想しないとまず当たらないと思いますので、あとは当日の流れを読み、ダービーを獲って上機嫌で臨むレース予想にしたいものです。本日もお読みいただきありがとうございました。朝から快晴ですが、今日も一日がんばりましょう。