今日は重賞ではありませんが、日曜中山メインのディセンバーSを取り上げてみます。以前は①人気から馬券を買えば、まず外れない堅いレースでしたが、ここ3年は、なぜか①人気の馬が圏外に消えて好配当になっています。今年のメンバーを眺めても、何となく不穏なものを感じるので、阪神のGⅠ前に一稼ぎできるかもしれません。過去10年の3着以内馬の傾向をもとに波乱の立役者を探してみます。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇新潟記念 4頭(※該当なし)
〇アンドロメダS 4頭(ノースザワールド⑬7着 プラチナトレジャー⑨10着)
〇オールカマー 2頭(※該当なし)
〇府中牝馬S 2頭(※該当なし)
〇福島記念 2頭(ショウナンマグマ⑫5着)
〇カシオペアS 2頭(ロングラン⑥3着 エスコーラ⑧7着)
〇キャピタルS 2頭(※該当なし) 〇オクトーバーS 2頭(バラジ⑨4着)
ちなみに、間隔で比較的多いのは、中3週、中6週、中8週、中4ヶ月ですが、全体的にわりとばらけていて、しいて言うなら、3着以内に来た馬の7割方は2ヶ月以内というところです。中4ヶ月は前走新潟記念が該当し、今回の出走馬にこの組はいませんので、中8週以内で目星をつけるくらいでよいのではと思います。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 2頭 〇4歳 7頭 〇5歳 13頭
〇6歳 3頭 〇7歳 4頭 〇8歳 0頭 〇9歳 1頭
/〇牝馬 5頭 〇騸馬 4頭
5歳馬が優勢ですが、7歳以上の高齢馬の活躍が目につきますし、牝馬と騸馬の活躍も他レースに比べ目立つ傾向です。今回は7歳以上の馬はいませんが、牝馬が3頭(グランスラムアスク、コンクシェル、ジューンオレンジ)、騸馬も2頭(バラジ、ロングラン)いますので、これらが馬券に絡んでくるかもしれません。
3)血統
父はサンデー系ですが、主流のディープインパクトよりもネオユニヴァースやマンハッタンカフェなどの傍系の活躍が目につきます。また、近年母系には珍しくナスルーラ系が散見されます。このパターンに該当するのはロングランのみです。父がディープ系ですが、バラジの母父もナスルーラ系なので、この2頭を挙げておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ロングラン :父ヴィクトワールピサ(ネオユニヴァース)/母父Kendargent(Grey Sovereign系)
・バラジ :父ヴァンセンヌ(ディープインパクト)/母父アラジ(Red God系)
4)JRAホームページのデータ分析
重賞ではないので、JRAのデータ分析はなしです。
5)宮田式バイオリズム◎
・エスコーラ 4・0・1・4
・ショウナンマグマ 3・1・2・21
・バラジ 4・3・3・13
・プラチナトレジャー 4・1・1・21
・ロングラン 5・1・1・16
6)結 論
まず、何が①人気になるかが問題です。ぱっと見、エコロヴァルツかロングランか、といったところでしょうが、ロングランの斤量59㌔が嫌われて、エコロヴァルツが①人気に押し出されるなら、むしろロングランを上にとった方がいい気がします。実際前走は同斤量のカシオペアSで3着と走っていますから。ただ、重くて不利なのは確かでしょうから、対抗〇にとどめて、ここでは別馬を中軸にしたいところです。狙いたいのはバラジです。やや不振続きでしたが、前走は体重を増やして、やっと本来の伸び脚が戻ってきました。位置取りさえよければ、もう一脚つかって、前走以上の走りを見せてくれるのではと期待します。相手には、ロングランやエコロヴァルツのほか、牝馬のコンクシェルとグランスラムアスクに、エスコーラやシルトホルン、ショウナンマグマ、コントラポストらも侮れない感じです。穴は中山の走りが悪くないノースザワールドでしょうか。過去に1800のスピカSを勝っていますし、マイルですが今春の東風Sではディオの2着があります。
まとめると、
◎バラジ 〇ロングラン ▲ノースザワールド △エコロヴァルツ……
で、バラジの人気次第ですが、エコロヴァルツが連から外れれば、まずまずの配当になると思います。さて、どうなるでしょうか。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日も寒そうです。暖かくしてお過ごしください。
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