今日は土曜の阪神のメイン、タンザナイトSをとりあげて検討してみます。「裏」の中山メイン(ターコイズS)と同じハンデ戦です。短距離戦で紛れがありそうですし、過去データを見ても、波乱となる可能性大です。施行されてから今回が10年めですので、過去9年のレース結果より3着以内の馬の傾向をさぐってみます。
タンザナイトS【2023年12月16日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
タンザナイトステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月16日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬
・57㌔ 1頭
・56㌔ 7頭 (オールパフェ キャプテンドレイク ヨシノイースター)
・55㌔ 4頭
・54㌔ 10頭 (カリボール カルネアサーダ ザイツィンガー スンリ メディーヴァル)
・53㌔ 0頭
・52㌔ 3頭
・51㌔ 2頭
斤量54㌔が最多で中位ハンデが多い印象ですが、51・52㌔の軽量馬もわりと飛び込んできているので、ハンデの重い組はともかく、あまり斤量にはこだわらない方が得策かもしれません。
2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇オパールS 5頭 (クリノマジン⑪5着 スリーパーダ④7着)
〇京阪杯 4頭 (ヴァトレニ⑬13着)
〇オーロC 4頭 (メイショウホシアイ⑥6着 ムーンプローヴ③13着 ホープフルサイン⑫15着
オールパフェ⑩16着)
〇ルミエールAD 3頭 (メディーヴァル⑩12着)
ちなみに、レース間隔で見ると、一番多いのは中2週で、今回のメンバーで該当するのは、前走京阪杯(ヴァトレニ)のみです。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 1頭 〇4歳 4頭 〇5歳 10頭 〇6歳 10頭 〇7歳 1頭 〇8歳 1頭
/◇牝馬 7頭 ◇騸馬 2頭
5・6歳馬中心で、牝馬が強いレースと見てよいと思います。3歳が意外に振るわないので、オールパフェやムーンプローヴはデータ的には厳しいのかも知れません。
4)血統
なかなか難しいですが、ロードカナロア産駒とノーザンダンサー系は押さえておいた方がいい感じはします。
〇ロードカナロア産駒
・キャプテンドレイク:母父アグネスタキオン(サンデーサイレンスの子)
〇父系=ノーザンダンサー系
・カルネアサーダ:父ドレフォン/母父ゼンノロブロイ(サンデー系)
・ジャスパージャック:父デクラレーションオブウォー/母父Seeking the Gold(ミスプロ系)
・メディーヴァル:父アジアエクスプレス/母父ディープインパクト(サンデー系)
〇母系=ノーザンダンサー系
・サトノアイ:父ハーツクライ(サンデー系)/母父Catcher In The Rye(ノーザンダンサーの曾孫)
・ザイツィンガー:父ドリームジャーニー(サンデー系)/母父クロフネ(ノーザンダンサーの玄孫)
・スリーパーダ:父ミッキーアイル/母父Singspiel(ノーザンダンサーの曾孫)
5)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を挙げておきます。
・クリノマジン 4・3・1・11
・ジャスパージャック 5・3・1・20
混戦でなかなか難解ですが、もしデータどおり3歳勢が苦しいとすれば、オパールSで5・6・7着だった3頭(クリノマジン、メディーヴァル、スリーパーダ)が上位候補でしょうか。バイオリズム的にはクリノマジンですが、狙ってみたいのは、軽量53㌔のスリーパーダの方です。前走のオパールSはメイショウゲンセンに0.4秒も離されて完敗でしたが、3ヶ月ぶりのレースで+12㌔は少し重かったですし、何と言っても、2走前の水無月Sではメイショウゲンセンに差し切り勝ちを決めています。舞台も同じ阪神ですので、ここは再度鋭い決め脚を発揮する絶好のチャンスと見ます。相手は、重賞で人気になったことのあるヨシノイースター(CBC賞③人気10着)と、トップハンデの57.5㌔でも実績上位のヴァトレニとエナジーグラン。穴ならキャプテンドレイクあたりでしょうか。人気順も予想できない混戦ですが、ここをうまく「引っかけて」、翌日のGⅠ朝日杯につなげたいものです。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。明日は所用によりブログはお休みします。どうか無事に一日お過ごしくださいますように。
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