今日は土曜東京の京王杯2歳Sを検討してみます。1勝馬の参戦が多いので、GⅡレースといっても、実質レベルがそれほど高いこともありません。去年は⑩⑪⑤人気で決着して大波乱となりましたが、実はこの馬券、前売りを買って出かけたら偶然にもゲットできまして、夜帰宅して残高を見たら桁が増えていてぶったまげました! あれから一年。さすがに今年はそこまでは……と思いますが、好配当になるかどうか、検討してみたいと思います。
京王杯2歳ステークス【2023年11月4日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
京王杯2歳ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年11月4日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
2歳戦ですので、先週のアルテミスSと同様、まず、持ち時計を確認してみます。
1)持ち時計
過去10年、このレースはすべて良馬場で施行されています。勝ち時計の平均は1分22秒05、上がり脚の平均が33.79秒です。去年勝ったオオバンブルマイの勝ち時計は1分20秒9(上がり34.2)、一昨年2着のトウシンマカオが1分21秒5(同34.0)です。メンバーのレベル次第で上下すると思いますが、もしレベルが高ければ、1分20秒台、上がり33秒台くらいにはなりそうです。今回の主な出走馬の持ち時計と上がり脚を並べて比較してみます(〇数字は人気順)。
・アグラード 23/10/07東京 良 未勝利 ①1着 1分21秒7 33.4
・アスクワンタイム 23/09/03小倉 良 小倉2歳S ⑤1着 1分08秒6 34.4
・アンバーニードル 23/08/26札幌 良 未勝利 ②1着 1分10秒2 35.7
・オーキッドロマンス 23/09/23中山 良 カンナS ⑦1着 1分08秒9 35.1
・コラソンビート 23/08/26新潟 良 ダリア賞 ①1着 1分21秒2 34.0
・セントメモリーズ 23/09/16阪神 良 ききょうS ③2着 1分21秒6 34.1
・ゼルトザーム 23/07/15函館 重 函館2歳S ⑩1着 1分11秒7 36.5
・バンドシェル 23/10/09京都 重 新馬 ④1着 1分22秒7 35.6
・ミルテンベルク 23/09/03小倉 良 小倉2歳S ②2着 1分08秒6 34.6
・ロジリオン 23/10/15東京 重 未勝利 ①1着 1分23秒1 34.8
これを過去3年の3着以内馬の前走の時計と比べてみます(頭の□は着順です)。
<22年>
1⃣⑩オオバンブルマイ 22/09/24中京 良 新馬 ⑤1着 1分22秒1 35.1 *斤量51
2⃣⑪フロムダスク 22/09/24中山 重 カンナS ②10着 1分10秒8 36.1
3⃣⑤スピードオブライト 22/09/18中山 良 新馬 ①1着 1分10秒2 34.6
<21年>
1⃣⑧キングエルメス 21/08/22札幌 良 クローバー ①5着 1分29秒9 35.2
2⃣④トウシンマカオ 21/08/29新潟 良 新馬 ②1着 1分35秒3 34.8
3⃣③ラブリイユアアイズ 21/08/22札幌 良 クローバー ④1着 1分29秒1 35.1
<20年>
1⃣②モントライゼ 20/09/06小倉 重 小倉2歳S ①2着 1分09秒8 35.7
2⃣⑨ロードマックス 20/08/30新潟 良 新潟2歳S ⑥7着 1分35秒8 35.5
3⃣⑤ユングヴィ 20/10/18東京 重 未勝利 ③1着 1分23秒1 34.8
前走重賞勝ちの馬がいますが、未勝利勝ちながら、アグラードが時計的にはやれそうなので、押さえておいていい感じです。あとは、前走重で上がり34.8の脚をつかったロジリオンでしょうか。
2)血統
近年の上位馬の父は多様ですが、母父はディープインパクトとスペシャルウィークが目に付きます。今回母父スペシャルウィークの馬はいませんが、母父ディープインパクトに該当するのは、アスクワンタイム、タイガードラゴン、ミルテンベルクの3頭です。
また、サンデー系で間口を広げれば、アグラード(母父ネオユニヴァース)、コラソンビート(母父オルフェーヴル)、セントメモリーズ(母父ネオユニヴァース)、タヤスロンドン(母父スズカマンボ)もいます。
3)JRAホームページのデータ分析:1400m以下
JRAのホームページのデータ分析で強調されているのは、芝1400以下のレースをつかわれてきた馬が中心で、1600から距離を短縮してきた組は2・3着はあっても、過去10年優勝例がないということです。(データ分析:京王杯2歳ステークス 今週の注目レース JRA)
マイルから参戦してくるのはタイガードラゴン1頭ですが、どうなるでしょうか。
戦績的には、函館2歳S勝ちのゼルトザームと小倉2歳S1・2着のアスクワンタイム、ミルテンベルクの上位争いといったところでしょうが、馬券的には新馬・未勝利勝ちの馬から入りたいところで、ねらっておもしろいのは、時計がまずまずのアグラードだと思います。新馬戦でアスコリピチェーノ(新潟2歳S勝ち)の0.6秒差2着だったレッドセニョールに、前走の未勝利戦で0.4秒差をつけて勝ちましたので、上の3頭と御しても、それほど遜色はない気がします。怖いのは、前走が重馬場で実力の程が測りきれないロジリオンと関西馬のバンドシェルでしょう。この6頭に目印をつけて、追い切り情報を待ちたいと思います。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。最近好天続きですが、ところによっては明日からまた3日くらい夏日になるとのこと。11月に入りますんで、そろそろ半袖はしまいたいところですが……。無事に一日が終わりますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます