昨日のJRAは三場とも⑨人気が馬券に絡んでいい配当になりました。ねらっていた函館記念はダメでしたが、福島のメインは、個人的に朝予想で本命・対抗にしたエンドレスサマーとデュガががんばってくれたので、何とかゲットにこぎ着けました。月曜はいつもは次の重賞レースを検討する日にしていますが、日曜・小倉の中京記念がハンデ戦で、まだ各馬の斤量が発表になっていないので、これは明日に回し、今日は、宮田比呂志さん提唱の馬券術のひとつ「枠連法則」などから、昨日の福島のレースの流れを振り返ってみることにします。
宮田さんによれば、一日のレースにはいくつか特有の流れがあって、たとえば枠番の出目には三種類の「筋目」(グループ)があるということです(詳しくは以下を参照してください)。
昨日の福島で言えば、三種類のうちでは147の枠番が最も強く出現していましたので、この筋目に沿って狙い馬を選べば、当たり馬券に近づけるという話です。昨日の福島のレースで、上位3着までの枠番がどんな動きを辿っていったのか、以下で、枠番の出目と枠人気(小さな数字)、馬人気(〇数字=単勝人気)を、1Rから順に追ってみます。R(レース)の太字は三連複万馬券のレース、下線はウラ人気馬(同枠2頭のうち人気のない方の馬)が出た枠番です。いきなりこんな一覧を見せられても、ピンとこないかもしれませんが、たとえば、1Rは1~3着が順に1枠・3枠・2枠の馬で決まり(枠の人気は順に1・7・2人気で)、馬の単勝人気は①番人気・⑧番人気・②番人気で決まったことを示しています。
・ 1R 11・37・22 ①・⑧・②
・ 2R 63・81・55 ③・①・⑤
・ 3R 12・23・46 ④・⑤・⑪ 三連複10,920円
・ 4R 33・71・42 ①・②・⑨
・ 5R 71・71・33 ②・①・③
・ 6R 41・84・53 ①・④・③
・ 7R 12・12・73 ②・⑥・④
・ 8R 52・61・61 ①・④・⑧
・ 9R 81・52・17 ①・②・⑩ 三連複10,920円
・10R 14・28・81 ④・⑧・①
10Rまでの枠連の筋目を把握して、次の11Rにどの枠が来るか、先読みするのが宮田式「枠連法則」です。何回か途切れていますが、147、258、36の3種類ある筋目から最も強めに出ている枠を特定すれば、147枠であることがわかります。となると、11Rは147枠に入った馬のどれかを馬券の軸に据えるのが「セオリー」です。このレース、個人的な当初の本命馬は2枠のエターナルタイムでした。①人気になっていて、メンバー的に4着以下に沈むというのはちょっと考えづらい実績馬です。同じく対抗は1枠に入ったデュガで、近走が二桁着順続きで人気を下げていましたが、去年は福島のバーデンバーデンCを勝つなど、夏場に調子を上げてくるタイプで、相手の一番手として狙っていた馬です。大きい配当を狙うとすれば、こちらを中軸に据えるほうが「理」にかなっていますが、迷った末に、エターナルタイムを軸に据えて三連馬券で勝負することにしました。
結局、勝ったのは二頭のどちらでもなく、エターナルタイムと同じ2枠に入った「ウラ人気」のカリボールでした。昨日の福島の10Rまでの「枠人気」別の出目(上の一覧の小さい数字)を確かめると、枠人気で上位1⃣~3⃣人気の「本命グループ」で決着することが多い日でしたので、人気薄でもこの馬は外せない感じがしました(宮田さん提唱の「枠人気法則」は以下を参照してください)。ついでに、このレースの枠人気順と馬の単勝人気も一覧にしておきましょう(昨日の朝は、時間がなくて省いてしまいましたから)。
<昨日の福島競馬10Rまでの枠人気別の出目数(出現率)>
1⃣人気枠 10
2⃣人気枠 7
3⃣人気枠 6 本命グループ 計 23(76.7%)
4⃣人気枠 2
5⃣人気枠 1
6⃣人気枠 1 中穴グループ 計 4(13.3%)
7⃣人気枠 2
8⃣人気枠 1 大穴グループ 計 3(10.0%)
<昨日の福島11Rの枠人気と馬人気の一覧>
〇1⃣人気枠=2枠 エターナルタイム① カリボール⑨
〇2⃣人気枠=7枠 サンライズオネスト③ スリーパーダ⑦
〇3⃣人気枠=6枠 ブーケファロス② ベラジオソノタラブ⑬
〇4⃣人気枠=4枠 トーセンローリエ⑤ ロードベイリーフ⑩
〇5⃣人気枠=8枠 アビッグチア④ チェアリングソング⑮
〇6⃣人気枠=1枠 デュガ⑥ サトノアイ⑭
〇7⃣人気枠=5枠 エナジーグラン⑪ バンデルオーラ⑫
〇8⃣人気枠=3枠 フレッチア⑧ グラスミヤラビ⑯
実は、デュガの入った1枠は15:00の時点のオッズだと、枠人気では最低の8⃣人気枠でした(最終的には上の通り6⃣人気枠に上がりました)。直前の9・10Rで枠人気の7⃣・8⃣人気=宮田さんの言う「大穴グループ」が連続して出現していたこともあり、これは来るなあ、と思って狙っていたのです。レースが終わってみると、あれ!?と思いましたが、こういう「ズレ」はよくあります。まあ、「結果オーライ」ということで、競馬の神様に感謝することにしましょう。
実際の福島11Rの結果は、
・11R 21・21・16 ⑨・①・⑥
で、147枠の筋は3着でしたから、エターナルタイムとデュガの2頭軸マルチで強気に勝負すべきだったかも知れませんが、配当は三連複10,320円、三連単127,470円。カリボールが1着だったので、三連単は跳ね上がりました。
ということで、今日の夕方には中京記念のハンデがわかると思いますので、明日はいつもの重賞展望をしたいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。梅雨明けが近づいて来たようです。今週もがんばっていきましょう。
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