Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

「枠人気」論 01

2022-11-21 | 馬券作戦

 中央競馬のレースがない日は、昔話や馬券作戦について書いていきます。昨日「枠人気」のことを書いたので、今日はその続きを少し。

 「なにわの大穴馬券師」宮田比呂志さんは枠番連勝のオッズを見ながら枠に人気順をつけていました。だいたいは1番人気の馬が入っている枠が、枠の人気でも1番人気になりますが、2・3番人気の馬が同枠だったりすると、こちらが枠の1番人気になることもあるので、オッズをよく眺めないといけません。馬が何頭いても枠は全部で8つしかありませんから、その日のレース傾向をシンプルにつかむという意味では、レース予想の上で大変有効な気がします。

 宮田さんは、A群:1・2・3番人気とB群:4・5・6番人気、C群:7・8番人気の3群に区切って、A群ばかり多く出る日は本命傾向(小波乱)、B群が多い日は中波乱、C群が頻発する日は大波乱の日と大まかに分類しています。昨日の東京競馬の全12レースについて言えば、3着以内に入った馬が入っていた枠の出目は、

 1番人気枠:9回

 2番人気枠:10回

 3番人気枠:7回

 4番人気枠:4回

 5番人気枠:2回

 6番人気枠:2回

 7番人気枠:2回

 8番人気枠:0回

でした。3連複の万馬券が3回出ましたが、全体の傾向としては、本命が強い日ではありました。ただし、1・2番人気の枠が強いから本命・波乱なしかというと、そうでもなくて、枠には外枠であればあるほど2頭以上の馬が入っている方が普通ですから、私は「裏」と呼んでいますが、同枠で人気のない方の馬が3着以内に突っ込んで来ることはよくあります。

実際、昨日の東京3Rを見ると、2番人気枠に入った2番人気の馬が1着となりましたが、3着には同枠で人気のなかった12番人気の「裏馬」も突っ込んできて、三連複の配当は28,500円でした。やっているうちに、だんだんとこういう馬にも注意が向けられるようになるのも、この枠人気という考え方のメリットだと思います。  


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