Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

週明けの展望 皐月賞トライアル 中山スプリングS

2023-03-13 | 予想

 10日にハーツクライが亡くなりました。アンテナが低いので、昨日のテレビを見ていて初めて知って驚きました。あのディープインパクトに黒星をつけた2005年の有馬記念は印象深いレースでした。何と言っても、ディープインパクトを負かしたことのある日本馬はハーツクライだけなのですから。その敗れたディープに騎乗していた武に「(いつもは飛ぶように走るのに)今日は飛ばなかった」と言わしめた、絶妙の先行策でハーツを勝利に導いたのがルメールさんでした。当時は短期免許で来日するようになって3年目で、まだ26歳でしたが、この若いフランス人騎手はよく覚えておかなければと思ったことが思い出されます。その後、ハーツクライは翌年ドバイ・シーマクラシックを勝ち、キングジョージにも挑戦して3着。秋のJCに敗れて引退しました。種牡馬になってからは、なかなかGⅠ馬を輩出できませんでしたが、2013年ジャスタウェイが天皇賞・秋を勝つと、それまでが嘘のように産駒にGⅠ馬が続くようになりました。こちらも「晩成」だったのでしょう。牝馬ではリスグラシュー、牡馬では現役のドウデュースが代表的な産駒でしょうか。忘れがたい名馬でした。謹んで哀悼します。

【悼む】勝っても負けても泣かせてくれたハーツクライ - 競馬 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

ハーツクライ22歳で死す 有馬記念&ドバイでV~ゆかりの関係者が追悼 - サンスポZBAT! (sanspo.com)

 さて、話はかわって、週明けの月曜は土日のレースを展望してみます。今度の土日には皐月賞トライアルのスプリングS(日曜)と若葉S(土曜)があります。これは重要です。GⅠのステップという意味合いでは、日曜の阪神大賞典は、天皇賞・春に向けた注目の前哨戦ですし、土曜の中京・ファルコンSは5月のNHKマイルCを占う重要レースです。ひょっとしたら土曜の中山・フラワーCでも桜花賞に向かう馬が出るかもしれません。という具合に、土日は本番を見据えた楽しみなレースが続きます。今日は、日曜のスプリングSを見てみようと思います。

フジTVスプリングS【2023年3月19日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

フジテレビ賞スプリングステークス(皐月賞トライアル)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年3月19日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 先週の弥生賞が上位人気で決着して、だんだんと皐月賞の勢力図が見えてきました。近年スプリングSは弥生賞ほどには本番に結びつかないレースになっていますが、それでも上位馬がぽつりぽつりと好走しています(2020年1着のガロアクリークが本番で8番人気3着、2018年2着のエポカドーロが同じく7番人気1着……など)。今回のメンバーを眺めると、弥生賞組に比べ、ややトーンダウンした感じは否めません。混戦だけに、馬券的な妙味はあるかも知れませんが。

 2勝馬が多い中、人気になりそうなのが、デイリー杯2歳Sを勝ち、朝日杯6着のオールパルフェと、ホープフルS6着、京成杯3着のセブンマジシャンでしょうか。二頭ともやや頭打ちの感じがないではありませんが、他との比較上、実績的には上位です。これに続くのが、アイスグリーン、ジョウショーホープ、ハウゼ、パクスオトマニカ、ベラジオオペラ、ホウオウビスケッツなどの2勝馬という構図だと思いますが、中では、札幌2歳Sで4着に好走したジョウショーホープ、前走セントポーリア賞を勝ち2戦2勝のベラジオオペラ、中山で好成績を積み上げているハウゼなどが有力かなと思います。あと、1勝馬の中で穴っぽい感じがするのは、新馬戦でセブンマジシャンの2着だったトーセンアウローラでしょうか。全体としては先の二頭が頭ひとつくらいは出ていると思いますが、それらを含め、ここで太字にした6頭から軸馬を選ぼうかと考えています。

 トライアルの土曜・若葉Sも気になるところですが、明日は、天皇賞・春を占う阪神大賞典を検討してみたいと思います。今日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。

 

 

 

 

 

 


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