Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

2/26(月) 弥生賞の展望

2024-02-26 | 分析

 昨日はねらいを外しまくりで大惨敗でした。小倉の「BA(ビッグアーサー)狙い」が嵌まった以外は、中山・阪神の両メインとも、「消し」にした馬が突っ込んで来てしまって、雨の影響はあるでしょうが、そもそも展開予想が的外れでした。あと今年の4歳馬の評価ですね。昨日まで、年明け後の芝の重賞レースは13ありましたが、3着以内に入った馬の年齢別の頭数は、

 4歳=10頭  ・5歳=19頭  ・6歳=5頭  ・7歳以上=5頭

です。特に、今回中山記念で皐月賞馬が4着に敗れたことは象徴的ですが、去年の有馬記念前に、3歳馬(現4歳馬)のレベルは高くないと断じたように、明けて4歳になっても、この世代はそれほど強くないのではと思います。今年の世代比較で、「最強世代」は4歳ではなく5歳というのは、頭の片隅に入れておくべきかなと思いました。

2023年12月18日のブログ記事一覧-Winning Ticket for All Vol.2 (goo.ne.jp)

  さて、そうこうしているうちに2月も終わりですが、今月は馬券成績が冴えなかったので、来月は巻き返さないといけません。今日は、3歳牡馬の皐月賞トライアル、弥生賞を検討してみます。皐月賞の前哨戦ですが、去年勝ったタスティエーラがダービー馬になったように、どちらかというと、皐月賞よりダービーと連関が強いイメージがあります。今年もそんなクラシック候補が出て来るでしょうか。

1)持ち時計

 時節柄雨の日が多くなるためか、過去10年で良馬場でレースが施行されたのは7回です。良馬場の勝ち時計の平均は、全体時計で2分01秒2、上がり脚の平均が34.6です。去年のタスティエーラが、2分00秒4、34.7秒ですから、クラシック級の馬ならば、良馬場で2分00秒台で33秒台の上がり脚が使えれば「決まり」という感じがします。今回のメンバーで持ち時計が上位の馬は以下のとおりです(〇数字は人気順、は同じレース、ダノンエアズロックのみ1800mの時計です)。

・ファビュラススター  01/08中山・1勝C  1分59秒8 35.0 ③1着*

・シンエンペラー    11/25京都・京都2歳 1分59秒8 35.3 ①1着 

・コスモキュランダ   01/08中山・1勝C  1分59秒9 34.9 ⑤2着*

・トロヴァトーレ    12/02中山・葉牡丹  2分00秒4 33.9 ①1着

・ダノンエアズロック  10/21東京・アイビー 1分48秒2 32.7 ②1着 

 参考までに、去年の上位3頭の前走時計も見てみます。

1⃣タスティエーラ    02/12東京・共同通信 1分47秒2 33.7 ②4着

2⃣トップナイフ     12/28中山・ホープS 2分01秒5 35.0 ⑦2着

3⃣ワンダイレクト    01/21京都・若駒S  1分45秒9 34.0 ③2着   

 距離は1800ですが、前走でレガレイラ(GⅠホープフルS勝ち)に勝っているダノンエアズロックの上がり脚にまず注目です。それから葉牡丹賞勝ちのトロヴァトーレの33秒台の末脚も特筆ものです。あとは、ホープフルS2着のシンエンペラーをはじめ、持ち時計が2分を切る3頭が有力どころです。

 以下、過去10年のレースで3着以内に入った馬たちの傾向です。

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇ホープフルS 8頭 (シンエンペラー②2着 シリウスコルト⑨6着)

 〇朝日杯FS  6頭 (※該当馬なし)

 〇若駒S    3頭 (サンライズジパング①1着)

 〇東スポ2歳S 2頭 (シュヴァルツクーゲル⑧2着)

 〇きさらぎ賞  2頭 (※該当馬なし)

 〇1勝クラス  2頭 (ファビュラススター③1着 コスモキュランダ⑤2着

              エコロレイズ④4着)

 ちなみに、レース間隔では中8~10週が半数以上を占めています。今回のメンバーで言えば、前走ホープフルS組の2頭です。 

3)血統

 去年は上位3頭とも父系がノーザンダンサー系でしたが、母系を含め、例年この血統の馬が上位の様相です。今回のメンバーで該当するのは、以下の馬です。

・エコロレイズ:アメリカンペイトリオット/母父ディープインパクト

・シンエンペラー:Siyouni/母父Galileo

・サンライズジパング:父キズナ/母父Zoffany

・ダノンエアズロック:父モーリス/母父Fastnet Rock
 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。

 ①3勝馬の連対率50%超、複勝率70%超

 ②前走は1着か重賞5着以内

 ③前走GⅠだった馬の複勝率70%

 ④騎手が継続騎乗の馬

 ⑤連続して上位人気に支持された馬:連続④人気以内の馬が過去9勝

 データ分析:報知杯弥生賞ディープインパクト記念 今週の注目レース JRA

 一番条件に近いのは、シンエンペラー、次がファビュラススター、サンライズジパング、ダノンエアズロック、トロヴァトーレあたりでしょうか。

5)結  論 

 高素質馬がそろって、クラシックの前哨戦にふさわしいレースになりそうです。データ的には前走ホープフルS2着のシンエンペラーが格上ですが、レガレイラに勝っているダノンエアズロックも同等以上です。この二頭に続くのが、トロヴァトーレファビュラススターで、勝ち馬はこの4頭のどれかではないかと思います。あと、挙げるとすれば、上のファビュラススターの新馬戦で2着に迫ったコスモキュランダと実績を評価してのサンライズジパングくらいで、昨日のように雨で馬場が悪くなることでもないかぎり、人気上位の馬で決着するのではないかと思います。どの馬が来ても、次の皐月賞だけでなく、ダービーの行方をも占う重要な一戦であることは間違いありません。

 明日は土曜の重賞レースを検討してみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。寒暖差が大きいので、体調を崩さないよう祈ります。


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