今度の土日から中山と阪神に競馬が戻ってきます。だんだん秋のGⅠシリーズが近づいてきた感じがします。むかし中山競馬場に集う人たちの様子を眺めながら、「みんなこの日(開催の日)を待ってたんだなあ」と思ったことが懐かしいです。今日は秋のGⅠトライアル戦を「予習」しようと思いますが、その前に昨日の反省を少々。
小倉2歳Sは朝の予想どおりに決着したので略します。問題は新潟です。11Rの新潟記念は、朝の段階では、サリエラが1番人気であっても軸馬でしかたないと思っていましたが、昨日の新潟競馬は258枠が強めに出ていた日で、サリエラの1枠には危うい感じがありました。そこで(またもや!)、朝の予想を覆して、ねらいを258枠に変更し、8枠のプラダリアを軸にして馬券を組み替えたのですが、同馬は4着。勝ったのは3歳のノッキングポイントで、2着は、58㌔を嫌って馬券の相手から外したユーキャンスマイル、3着はヒモ荒れで買っていた5枠のウラ人気馬インプレスでした。軸はプラダリアではなく、こちらの方でしたねぇ。けれど、10人気の馬を軸に据えるには、勇気というか、それなりの覚悟(と確信)が必要です……。
少しがっくりして、続く最終12Rの雷光特別に臨んだのですが、今度は258枠が来るはずだと思って、ここも朝の予想で中心視した4枠のミネヒメを外し、5枠のフラッシュアークに期待をかけました。鞍上の(藤田)菜七子さんは、前走閃光特別(5着)の敗因をよく心得た乗り方をしてくれました。前走は追い出すタイミングで馬に囲まれて、末脚がいかせませんでしたので、今回は早めに外埒沿いに寄せて前を開け、スパートするタイミングをはかっていましたね。実にいい騎乗だったと思います。2着には、枠人気で7人気だった2枠のアポロルタ(単勝10人気)が粘り込んで穴をあけてくれました。詳しくは書きませんが、前の11R新潟記念で3着に入った10人気のインプレスが、枠人気では7人気にあたる5枠の馬だったので、もう一回7人気枠が来るのでは、と思って2枠の同馬は相手として密かに狙っていた馬です。おかげで、三連複が3万超、三連単は15万超のよい配当となりました。「終わりよければすべてよし」で夏の開催を締めくくれて満足しています。
さて、では日曜の重賞レースの検討に移ります。日曜は阪神でGⅡセントウルSがあります。言わずと知れた来月のスプリンターズSに向けた重要トライアル戦ですが、過去の成績を眺めると、この10年間、1番人気の馬が3着以内を外したことがないという(トライアル戦としては珍しく鉄板の)レースです。今年はどうなるでしょうか。
産経賞セントウルS【2023年9月10日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
産経賞セントウルステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月10日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
JRAのHPでも、過去のレース傾向としては、やはり1番人気馬が強いことが指摘されています。加えて、
5歳以下の短距離重賞勝ち馬が活躍
過去10年の優勝馬は5歳以下の馬に限られるので、6歳以上の馬は勝つ可能性が低いと考えてよさそうだ。また、2017年優勝のファインニードルを除く9頭は、前走がサマースプリントシリーズ対象レースで2着以内、もしくは国内外のGⅠ・GⅡと、臨戦過程も前項までで記した傾向(注:前走op特別の馬はあまり振るわない等)に合致していた。さらに、この9頭には芝1400メートル以下の重賞勝ちの実績があったので、これらの傾向を総合して勝ち馬の候補を絞り込みたい。
データ分析:産経賞セントウルステークス 今週の注目レース JRA
……と書かれています。個人的には、当初、末脚のよいエイシンスポッターを狙ってみようかと思っていましたが、これを読んで同馬は相手までと、やや考えを改めたところです。今回JRAのHPで挙がっている条件――前走上半期の国内外GⅠから(休み明けで)臨む馬、今季のサマースプリント戦2着以上の成績をもつ馬、過去GⅡ・GⅢの勝ち馬――に該当するのは、以下の馬たちです(〇数字は人気順、□数字は着順です)。
・牡4 アグリ :4月香港GⅠ5着以来。今年2月、GⅢ・阪急杯②1⃣
・牡4 ジャングロ :昨年4月、GⅢNZT③1⃣
・牝4 テイエムスパーダ :昨年7月、GⅢ・CBC賞②1⃣
・牡5 ホウオウアマゾン :一昨年4月、GⅢアーリントンC①1⃣
・牝6 ボンボヤージ :昨年8月、GⅢ・北九州記念⑯1⃣
・牝3 ブトンドール :昨年7月、GⅢ・函館2歳S④1⃣
・牡3 ロンドンプラン :昨年9月、GⅢ・小倉2歳S④1⃣
あと、ピクシーナイトとドルチェモアは当然ですが、GⅠ勝ち馬です。
実際のレースでアグリが1番人気になるかどうかわかりませんが、データ的に同馬の優位は動かない感じです。これだと相手探しになる公算が高いので、過去10年で3着以内に入った馬のうち、比較的人気薄だった以下の馬の前走の傾向から、今回穴を開けそうな候補を探ってみようと思います。
・22年 牡6ファストフォース ⑥2⃣ 前走GⅢ・北九州記念56 1分07秒5(+0.6)⑧10着
・20年 牝6メイショウグロッケ ⑫2⃣ 前走GⅢ・関屋記念54 1分33秒8(+0.7)⑪ 8着
・19年 牡3ファンタジスト ⑦2⃣ 前走GⅢ・北九州記念54 1分09秒1(+0.9)④14着
・18年 牡6グレイトチャーター ⑦3⃣ 前走GⅢ・北九州記念53 1分07秒0(+0.4)⑭ 4着
・17年 牡7ラインミーティア ⑥2⃣ 前走GⅢ・アイビSD56 54秒2( )⑧ 1着
・16年 牝6ラヴァーズポイント ⑨3⃣ 前走GⅢ・北九州記念51 1分09秒6(+1.1)②11着
・15年 牡3アクティブミノル ⑩1⃣ 前走GⅢ・NZT56 1分36秒9(+2.1)⑥15着
前走北九州記念に出走した6歳以上の年長馬が意外な好走を見せるパターンが多い感じです。その他も含めて共通するのは、前走がGⅢ戦で、比較的人気になって二桁着順が多いことでしょうか。
候補としては、6歳馬では、ディヴィナシオン(前走CBC賞⑥7⃣、3月GⅢオーシャンS2⃣)、ボンボヤージ(前走北九州記念⑪5⃣、去年北九州記念⑯1⃣)あたりが、3歳馬では、ブトンドール(前走函館SS②5⃣、去年7月函館2歳S④1⃣)、ロンドンプラン(前走北九州記念④8⃣、昨年9月小倉2歳S④1⃣)あたりが挙げられますが、これはあくまで波乱になるとしたら……という話で、やはり実績馬たちが優位なのは歴然としていると思います。この中で一番妙味がありそうなのは、ボンボヤージかもしれませんが、同馬は昨年のこのレースで、7人気10着、一昨年が12人気12着ですから、今回一変して3着以内に激走する感じはありません。これなら、むしろ3歳勢の方が上昇力があるので期待できるかもしれません。
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬だけ名前を挙げておきます。
・アグリ 5・1・2・3
・ピクシーナイト 3・2・1・5
・ビッグシーザー 4・1・2・0
・ブトンドール 2・1・0・4
・ホウオウアマゾン 3・4・2・10
結論的には、アグリ中心で、連に絡む(かも知れない)人気薄を外さないのがポイントだと思います。ビッグシーザーほか、3歳勢がどれくらい頑張れるのか、世代の実力も確かめたいところです。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日は久しぶりに朝から雨です。これで少しは暑さが和らぐとよいのですが。今日一日無事に過ごせることを祈ります。
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